『弱さをさらけ出せる強さ』

政府の肝いりのGo To キャンペーンは、国民に国内旅行や飲食や買い物に積極的に行ってもらい、コロナの影響で売り上げが減少し、苦境に立たされている観光・運輸業や飲食店・商店などを支援するために、多くの税金を投入して補助する事で、消費を喚起する施策ですが、それに参加している企業やホテルや飲食店やキャンペーンを利用している人々には、ありがたいのかもしれない。

しかし、そのキャンペーンにすら参加できないほど、コロナで倒産寸前や潰れてしまった会社や飲食店や明日の暮らしもままならない人々や困窮してもう何日も食べる物も食べられない子供達や一人暮らしのお年寄りなどが増えていて、今この瞬間にも、この日本で餓死や孤独死をしている人達がいて、経済的にも精神的にも追い詰められて自ら命を断つ人達がいる。また、災害で今も避難所や仮設住宅で暮らしている人々も多くいる。

そういう人達は、全くカヤの外の中、少しでも自分が得をしようとあの手この手で補助を受けようとしたり、給付金詐欺をしたり、人間のあさましさが目につく。

災害や疫病など究極の状況になると、人間の本性がわかりやすく表れる。常に自分さえ良ければいいと思っている者は、わかりやすく自分の欲望を満たそうとするし、常に他者に配慮する者は、まず困っている者に手を差し伸べる。

政府も、困窮して死に直面している国民にまず

手を差し伸べてほしいものである。

税金は、ずる賢い人間や欲深い人間よりも、本当に弱っている人間のために使ってほしいと個人的には願う…。

今年はコロナ疲れやその影響で、また自殺率が上がっているそうです…。

芸能人の自死も相次いでますが、亡くなった方々は、皆の前で愚痴や悩みを口にする事なく、いつも明るく、仕事に取り組む姿勢も真面目だったので、周囲の人々は「その兆候に気づかなかった…」と驚いている。

周りに気遣い、自分の痛みや苦しみや不安などを内側に秘めてしまう人ほど、心のコップが一杯になった時、衝動的に死を選んでしまう…。もっと身近な人達に自分の弱さをさらけ出せていたら、違ったかもしれない…。

私の友人も優しく、才能溢れる人だったが、優しい人ほど、今の皆が自分の事しか考えない、自分さえ良ければいい世の中に心痛めており、傷つき、生きにくい世の中になっている。

先月、最終回だったTBSの「半沢直樹」で、半沢の妻・花のセリフ「生きていれば何とかなる。生きていればね…」が今の時期とても感慨深かった。

学校でいじめ・家庭で虐待・会社での人間関係などいろいろあって、生きているのが辛くなる事もある。でも生きてほしい…。

今、あなたの目の前の現実だけが、この世の全てではなく、もっと広い世界があり、まだまだ知らない事もたくさんあり、あなたは多くの可能性を秘めており、生きる事をあきらめなければ、また違う生き方ができる。居場所が無いのなら、自分で作ろう。自分の可能性を見つけてほしい。死ぬ以外の選択肢は必ずある。

「そんなポジティブには考えられない…」

と言うつらい状況の人も多くいるだろう。

でもこれは、きれいごとではなく、全て私のとてもつらく苦しかった体験から言っている。

以前のブログ「自分の痛みを知り、人の痛みを知る」でも書きましたが、ジョン・レノンがあるセラピーや個人セッションを受け、幼い頃に両親に捨てられ、叔母に育てられた過去の寂しさや悲しみや心の痛み、自分の心の深くと向き合い、自分を捨てた親に対する溜まっていた鎮圧を解放した時に「自分の内側に戦争はあった…」と泣き崩れ、本当の自分の痛みを知り、人の痛みを知った時に素直な気持ちで書いた曲が「Imagine(イマジン)」だった。彼がそのセラピーで子供の頃の辛い体験にふたをして来た事に真剣に向き合って、初めてあの名曲が生まれた。

痛みを知ったから表現できる事もあるのです。

自分の弱さを人にさらけ出せる事は、とても勇気のいる事だが、心に溜まった鎮圧やストレスを解放してあげる事が必要なのです。

このエピソードは、世の中ではあまり知られていない事です。ジョンが受けたアメリカのセラピストの先生から直接セラピーや個人セッションを受けた、音楽家でありセラピストの方から同じプログラムを私も20代の時に受け、お聞きしたのです。

私の心の痛みは、7才の時、小学校に入学したその日から始まりました。

担任の女の先生(とても年配の女性に見えましたが、おそらく50代)は、昭和初期の生まれで、戦争を経験して、昔ながらの考えの人で「皆んなが同じでなくてはいけない。足並みを乱す者は正さないといけない。」という強い信念を持っており、まず左ききの私に違和感を感じ、入学初日に皆んなの前で私の左手を強く掴み「今日から左手を使う事を許しません!」といきなり言われ、何を言われているのか理解できず、ただ恐怖で頭が真っ白になった。すぐに親が呼ばれ「学校の教材は右きき用に出来ているので、すぐに右ききに直す様に、家でも訓練してください!」と言われ、その日から暗黒の日々が始まった。

世界の人口のうち左ききは、約10%と少数派ではあり、日本では「左ぎっちょ」と差別視されてきた歴史がある。

その日から左手で文字を書く事も食べる事も絵を描く事も禁止されたが、習慣でどうしても左手を使ってしまう。先生は常に見張っており、私が左手を使った瞬間、左手をぶったり、つねって「また左手を使って!」と皆の前で怒られた。

今なら「虐待では?」と思われる行為だが、当時は問題にはならなかった。

私は、恐怖と極度の緊張で常に手汗をかくようになり、とても精神的に追い詰められていった。

先生は「左手から右手に持ち変えるだけ!」と簡単に言うが、想像してみて下さい「今日から利き手を使っていけない!」と言われて、その日から簡単に逆の手だけで生活できますか?

右ききの人が右手を骨折して、左手だけで生活しなくてはならなくなったら、どんなに不自由で苦労する事か、利き手を怪我した人なら経験はあると思います。

今なら「簡単におっしゃいますけど、先生はできるのですか?」と言えるが、まだ小学1年生の私は、つらくて毎日ただ泣き続けているだけでした。

右手をうまく使いこなさないと先生に怒られるので、その事に必死で集中するあまりに、授業が全く頭に入らず、テストもまともにできず、

給食も右手がうまく使えずに食べられない日々が続いたので、食べる事だけは左手を使う事を許された。なので今も食べるのは左手、書くのは右手です。

そもそも右手と左手では使う脳が逆なので、脳をバランス良く使うという意味では、両ききになった事で、結果的には良かったのですが、当時は、切り替えがつかず、脳が混乱を起こして、とても苦労しました。

先生に「あなたは、知恵おくれだから、教室の隅で他の事をやっていなさい。」と授業を受けさせてもらえない日々が続いた。

左ききがきっかけで差別され、人権も否定され、さらには教育を受ける権利まで奪われ、それがきっかけでクラスメイトからいじめられ、教室に私の居場所はなかった。

今なら問題教師とされるが、その後その先生は「教育熱心な教師」として当時の女性教師としては異例で「校長」に昇進しました。

多くの大人は、自分の理解出来ないものに「違和感」を感じ「異物」として「排除」しようとする。

私は、左ききの子供によくある症状で左右が逆転して見えたり、鏡文字・鏡絵を描いたり、さらに巫女体質で他には見えない存在と話していたので、先生にとっては「異物」でしかなかった。

先生から「右手を訓練する様に」と強く言われた母親は、私に習い事に通わせた。

母が私に紹介した先生は、琴・三味線・華道・茶道・書道を教える、白狐の様な顔をした女性の先生で、担任の先生と同じにおいを感じ、いやな予感がした。

我が家には先祖代々のお琴があり、右手の訓練として、その先生の元で琴と書道を学ぶ事になった。右手が上手く扱えずもたつき、演奏を中断するたびにその先生はイラつき、三味線のバチで右手の甲を叩いた。怖くて手汗をかき、琴の爪が汗で滑って何度もとんだ。先生は怒って「何でこんな事になるの!」と言いながら、琴爪を私の指にテープでグルグル巻きにした。

琴の音色を楽しむ余裕などなく、涙を浮かべながら、弾いていた。

小学1.2年の頃は、精神的に追い詰められ、胃が痛く、ストレスで下痢が続いた日々だった。

20代の時にセラピーを受け、そうやってインディゴチルドレンやクリスタルチルドレンと言われる超自然能力(テレパシーや神通力など通常を超えた能力・左ききに多い)を持つ繊細な子供達は、それを理解できない大人達によって、幼い頃に虐待を受けたり、心や身体を傷つけられ、精神的に追い詰められ、命を経ってしまったり、引きこもって心を閉ざしてしまい、不幸な結果になる事が多いそうです。

私の場合は、精神的に追い詰められると、私を守護してくれる存在からの声で「れい、れい。光の子、光の子。大丈夫、大丈夫。」などいつも励まされていたので、なんとか、耐えてこられた。

それ以後、私は、人の悪口や噂話をする人達とは群れず、誰かの顔色を伺いながら生きる事はせず、自分の直感を信じ自由に生きると決めた。セラピーで自分の心の痛みと向き合い、その先生達に対する溜まっていた心の鎮圧を時間をかけて解放していった。

大人は子供達に教える事で教わる事がたくさんあるはずです。自分の思い通りにならないからと言って、頭ごなしに叱りつけたり、虐待や暴力で言う事を聞かせても、ただ子供を追い込み、皆が不幸なだけで、何の解決にもならず、「負の連鎖」をうむだけです。

今の虐待をしている大人も子供の頃に虐待されていた事が多い…。その連鎖を断ち切る必要がある。セラピーやカウンセリングで、幼い頃からの心の痛みと向き合う事をおすすめします。

私は、幼い頃に辛く苦しい思いをしたけれど、今は、両手をほぼ50%ずつ用途に合わせて使いこなして、右脳も左脳も両方使っているので、身体のバランスが良く、最近は、日本の雅楽器のひとつとして琴をまた学びたいと思えるようになりました。

人間に必要な3つの大切なこと

・人と人のつながり(弱さを出せる関係性)

・人と自然のつながり(自分を解放できる場所)

・心と身体のつながり(心身のバランスを保つ)

そして誰もが皆、期間限定の命なのだから、死に急ぐ事はない。

今世与えられた期間を全うしよう(^_^)

私も個人セッション(カウンセリング)を仕事としてやっています。夜にメールのやり取りで、対応しているので、遠方の方でも大丈夫です。

これまでのご相談は、体調や病気のご相談・薬草の知恵、この先の仕事の悩み、人間関係・家族との関係、いじめや虐待、霊的な話・先祖供養、隠された歴史の話などいろいろです。ご相談を受けて、御信託を降ろします。

ご希望の方は、Facebookメッセンジャーに「個人セッション希望」とご連絡下さい(^_^)

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