『ブレずにやり続ける人』

11月となると朝晩が肌寒くなり、秋を感じますね。

今年は暑さで夏野菜は枯れてしまう物がけっこうあったり、昨年に比べて梅・ビワ・スモモ・柿・柚子などの果実が実らなかったり、栗・すだち・ミョウカなどはいつもより収穫量がだいぶ少なかったり…実りの秋の収穫にいろいろ影響が出ています。単に裏年やハズレ年であるならいいのですが、毎年こうなったら大変ですね…。

今年は畑を広げて綿をたくさん栽培したので、今は綿摘みやマコモやぎんなんやキュウイなどまだ収穫は続きます。あわたま産のオーガニックコットンで製品作りが出来たらと思っております。

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さてここ最近、アメリカで活躍する日本人が話題になっていますね。

一人は今年ドジャースに移籍して、大活躍の大谷翔平選手。昨年の9月に手術した腕で、投手はお休み中ですが、リハビリ中なのにあんなに打ちまくって大丈夫なのでしょうか…と思っていたら、ワールドシリーズで、反対側の腕を怪我しちゃいましたね…。

しかし、絵に描いた様なアメリカンドリームを本当に実現しちゃう人っているんですね…しかも日本人で。莫大な経済を動かして、彼を取り巻く人々はウハウハしていて、身近な人間に多額に使い込まれていても気づかないぐらい、当の本人は野球少年の様に夢を実現させる事に集中していて…。

写真のポパイの様なムキムキの右腕の手術の跡が少々痛々しいですが、打って走って、彼が子供の頃から目標にしていた世界一おめでとうございます🎉

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夢を実現させたと言えば、もう一人は俳優の真田広之さん。米テレビ界のアカデミー賞といわれるエミー賞で、史上最多となる18部門を獲得した「SHOGUN 将軍」で主演や監督も務めた。

真田さんは大学の芸術学部の先輩で、時代劇の殺陣(たて)同志会というサークルのOBだったので、私が学生時代によく後輩の指導に来ていました。中庭で着流し姿で、時代劇さながらの殺陣をやっており、真田さんは、千葉真一さんのJAC(ジャパンアクションクラブ)出身で、アクション俳優のイメージが強かったので、時代劇の殺陣にとても力を入れている事に驚きましたが、熱心に取り組んでおられました。

20代からそれをやり続けた結果が、60代でハリウッドで本格時代劇を作り、世界的に評価されるという事に繋がったのだなぁと学生時代を思い出しておりました。

このお二人に共通する点は、若い頃に掲げた目標をブレずにやり続け、結果を出してゆくと言う点だと思います。継続は力なりですね。

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大学の芸術学部は、映画・演劇・放送・写真・美術・音楽・文芸と学科があって、真田さんの映画学科や演劇学科に俳優は卒業・中退含め大勢いて、市川団十郎さん・竜雷太さん・高橋英樹さん・石橋蓮司さん・藤竜也さん・神田正輝さん・船越英一郎さん・笹野高史さん・森本レオさん・伊藤蘭さん・内藤剛志さん・西村和彦さん・田中哲司さん・大塚寧々さん・佐藤隆太さん・中村獅童さん・蒼井優さん最近の若手俳優だと池松壮亮さん・河合優実さんなどネットで調べただけでもまだまだたくさんの俳優さんがいて、他にも深作欣二さんなど多くの映画監督や三谷幸喜さん・宮藤官九郎さんなどの人気脚本家や篠山紀信さんなどの写真家や中井美穂さん・近藤サトさんなどのアナウンサーや林真理子さん・吉本ばななさんなどの作家や最近ではYOASOBIのボーカル幾田りらさんなど、数えきれないほどの業界人を輩出している。

そんな業界にたくさん先輩がいる事から、私も学生時代から、TBSの「SASUKE」の前身で一般人が様々なアトラクションに挑戦してゆく「風雲たけし城」の緑山スタジオのオープンセットの美術品を作るバイトをしており、大学卒業後は、テレビや様々なホールでの舞台美術デザインの仕事をしていた。

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その芸術学部美術学科の恩師で、私の人生の道先案内人であり、私を徳島に導いてくれた、F先生がつい先日お亡くなりになった…82歳でした。先生とは40年の付き合いだった。

出会いは高校2年生の時。私は、美術学科と音楽学科がある東京の芸術系の高校に通っており、都内の美大から大学案内の説明会に来てくれて、絵画・彫刻・デザインの中から、自分の希望するコースの話しを聞く事が出来た。私は子供の頃から物を作る事が好きで、家具やインテリアや空間作りにとても興味があったので、空間デザインを希望したのですが、空間デザイン希望はクラスで私一人だけだったので、個人面談の様にお話しを聞きました。その時、お話ししてくれたのが、F先生でした。私は、その時直感で「この先生とは長い付き合いになる…」と感じました。

後から知ったのですが、先生は空海を尊敬しており、どこか修行僧の様で、霊感も強く、やはり直感的にいろいろ感じ取っていた様でした。

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そのF先生は、日本の伝統工法の木造建築を専門とし、先生もやはり「ブレずにやり続ける人」で、生涯かけて日本にとってとても重要な仕事をされました。

F先生自身が大学生の時に「日本の宮大工の技師を途絶えさせないためにも、伝統工法の継ぎ手やほぞ組みの構造を図面に起こして記録に残したい。」と先生の恩師に伝えると「君は生涯かけてそれをやり遂げる覚悟はあるか?」と問われ「はい!やります!」と告げると、恩師の教授が若きF先生の覚悟を有識者の方々に伝え、研究費を集めてF先生の研究をサポートした。

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F先生は、国宝・法隆寺専属の日本を代表する宮大工・西岡常一棟梁の法隆寺解体修理やNHKプロジェクトXでも放送された薬師寺金堂・西棟再建などその卓抜した技量や豊富な知識を学び、複雑な継ぎ手・仕口を手書き図面におこし、記録を続けた。西岡棟梁没後も弟子の小川棟梁から学び、その後日本を代表する名棟梁8人の技術を記録し続けた。

私が大学生の時は、F先生は助教授でしたが、後に教授になり、私が舞台美術の張りぼての虚構の世界を辞めた時に、大学に呼んでくれて、空間デザイン研究室のアシスタントとして勤務してF先生の伝統工法の研究を間近で見させていただいてました。

その頃は、先生の恩師が集めてくれた研究費は底をつき、自分の給料を全部研究費に注ぎ込んで、退職金まで注ぎ込んで、20代から始めた研究は60代まで続き、40年間かけて、ついに日本宮大工技術全集を完成させたのでした。

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『図解 木造建築伝統技法事典』

21世紀に活かす棟梁たちの技を3,000余点の詳細図により図解したわが国伝統の木造技法の集大成。

私は数年間、大学の研究室で先生の元で働いている期間に宮大工の父を持つ人と結婚をして、その宮大工のお父さんも法隆寺の西岡棟梁を尊敬していて、いつも伝統工法の話しをお父さんとしていました。F先生からは結婚祝いとして、宮大工が太い梁の表面を削る「槍(やり)かんな」をプレゼントされたが、私も夫も使いこなせず、護身用に部屋に飾ってあった…。

結婚を機に東京から埼玉の西部を代表する「西川材」の林業の地域に移住して、夫は銘木の家具や空間作りをする職人の弟子になり、私は大学の埼玉校舎に勤務して、工房で学生達に技術指導をしながら、建材から出る化学物質によるシックハウスアレルギーの研究をしており、大学のアシスタントを辞めた後、夫と家具作りの工房をやり、夫が亡くなった後、自然素材を使った衣食住の物作りの製品販売とオーガニックカフェのお店をやりながら、シックハウスに苦しむ人々の家を自然素材と薬草でリフォームする施工をやって、西川材森林組合や地元の伝統工法の棟梁とF先生や大学を繋げて、埼玉でいろいろな活動をしておりました。

F先生から結婚祝いにいただいた槍かんなは、 私が大学でアシスタントとして技術指導した学生が、卒業後に私が紹介した埼玉の伝統工法の棟梁に弟子入りし、修行を重ねて独立した時に、お祝いとしてプレゼントした。私が持っていても宝の持ち腐れなので、有効活用してもらった方が道具も喜ぶからだ。F先生も納得してくれた。

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そんな時「日本人に最も馴染み深い素材はなんだろう?」と思い、調べたところそれは「おお麻」であり、古くから衣食住に使われてきており、徳島県の麻植(現・吉野川市)の阿波忌部が日本中に麻の栽培を伝えて行ったとわかった。阿波麻植や忌部の事を研究していたある日の事、F先生から「西川材森林組合や棟梁の所にお客さんをご案内するから。」とご連絡があり、私の所に3人のお客さんを連れて来た。「どちらから?」と聞くと「徳島県の阿波麻植森林組合です。」と言うので「私は今、阿波麻植や忌部の研究をしています!」と言って、資料を見せると「ああ、私達はここから来ました。F先生の木造建築の技法の本を見て、ぜひ先生の大学とコラボして阿波麻植森林組合の木材を使って、家具や建築を造るプロジェクトをしたいとご相談に来ました。」と言うではありませんか!先生は私が阿波麻植や忌部の研究をしていた事は全く知りません。「引き寄せで、阿波麻植からお迎えが来た!」と思いました。それが15年前。徳島県助成金で数年間、大学と阿波麻植森林組合とのプロジェクトは続き、東京・埼玉と徳島を先生や学生達や徳島の皆さんは、行き来して家具や空間作りは続き、今私が暮らす吉野川市のあちこちに、その時に作られた物が使われております。

その後、東日本大震災を経て、私も徳島に毎月通い、麻だけでなく、植物の繊維の織物・薬草の知恵・藍染・紙漉き・石積み・焼き物など様々な技術が古代阿波から伝えられたとわかり、阿波麻植に移住し、いろいろ学ばせていただき、最初は古民家再生などやっておりましたが「身体に直接的に影響があるのは食べ物だ」と思い、阿波忌部の後藤田喜一さんとあわたまをやって10年目の昨年にF先生と久しぶりに電話でお話しをした時に「先生とのプロジェクトがきっかけで徳島に移住して、衣食住の製品作りをしている」と伝えると「衣食住も大切だけど、せっかく大学で建築を学んだのだからやったらどうだ…。」と言われ、それが先生との最後の会話になりました。

私は、大学卒業の時に芸術学部賞をいただき、先生は期待してくれていた様なのに、いくつかスカウトが来た建築事務所を断って、舞台美術に進み、その後大学の研究室に戻ってきて、埼玉で自然素材の空間造りをしていたと思ったら、徳島で無農薬野菜を作ったり、麻の服を藍染して販売したり、先生から見たらブレブレな生き方に見えたでしょうね…。

だけどテレビ局での強力電磁波や新築の家の建材の化学物質で身体を壊してしまった人をたくさん見てきて、 一度壊れた身体は、空間を自然素材で修繕するだけでは、元に戻らないと経験からわかり、衣食住を見直す事だと「あわたま」を始めました。

化学繊維の服・農薬や添加物まみれの食べ物・化学物質づけの建材で作った家…そんな暮らしを見直し、先人の知恵から学んで、今人々に必要な製品をつくる。

おお麻は、石油化学製品にかわる衣食住の製品を作る事ができる未来への希望なのです。

先生がお亡くなりになった連絡を大学の研究室のアシスタントから受けてから、最近まで、ずっと考えていたのですが、人生をかけて、自分の掲げた目標をブレずにやり続けたF先生の最後の言葉が頭に残り、私も50代後半になってゆくので、最後に自分が子供の頃から本当に造りたかった空間造りも少しずつでもやってゆきたいと思っております。

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さて、今月の17日(日)に愛媛県伊予市で開催される「日本麻フォーラム」にあわたまも麻マルシェで出店します。おお麻100%の服やインナーや阿波麻植の土の麻文様シリーズの陶器や麻の実やオイルを使った製品などを販売いたします。大学の映画学科の先輩の吉岡敏朗監督の映画「麻てらす3」の上映もありますので、ぜひ見に来てください。

詳しくはこちらをご覧ください。

https://www.facebook.com/share/p/va5DuYihHWyjBZ8r/?

陰陽の関係にある徳島(阿波)・埼玉(幸魂)の重要性を詳しく学びたい方のための個人ツアー「あわたまめぐり」も常時やっております。

これから秋が一番めぐるのに良い季節です。参加希望される方に合わせたコースやお話しをさせていただいてますので、これまで参加された方々から「参加して良かった!」と喜んでいただいています。

私が30年かけて知り得た、他では聞けない事などをお伝えしておりますので、地元の方々にも満足していただいております。ご都合の良い日を指定してお申し込みください。

「個人セッション」も随時受け付けております。詳しくはお問い合わせいただければと思います!

 

『阿波踊り・地震・台風の8月』

今年の夏も日本最大の盆踊り「徳島阿波踊り」に初日と14日に行ってきました。

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やっぱり阿波踊りはやめられない!

徳島県人の内に秘めたパワーが炸裂する。

私は東京出身で東京高円寺の阿波踊り

結婚後に埼玉にも住んでいたので、埼玉越谷の阿波踊りが有名ですが、やっぱり本場徳島の阿波踊りはいい♪ (高円寺の連も越谷の連も徳島阿波踊りに参加されていました!)

YouTubeなど映像では伝わらない、魂が躍動する生の迫力や鼓動を感じられる。

徳島に移住してよかったと毎年思う(^_^)

無料の演舞場で観覧しましたが、今回は有名連をたくさん見られて、有名連選抜の200人の踊りや超有名連の娯茶平(ごぢゃへい)がたたずまいも踊りも素晴らしく、先頭の三味線の方々が遠くから見てもオーラを放っており、釘付けになってしまった。

とても良いものを見られ大満足でした!

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さて、そのお盆直前に宮崎県で震度6の地震が発生して、その後発表されたのが「南海トラフ地震臨時情報」で、南海トラフ地震発生の可能性が高まった場合、気象庁から事前に特別な情報が発表されるそうです。

以前のブログ『ナマズ女と女ムツゴロウ』

https://rei-wa.hatenadiary.jp/entry/2024/04/30/234950

にも書きましたが、昔から私は、大きな地震の前に自然界から発生する地震電磁波を地震の随分前にその兆候を体感でキャッチしてるのですが、最近は地震の前日や直前に強烈な電磁波を感じるので、やはり人為的に電磁波を発射して人工的に地震を誘発しているのか…と感じています。8月は宮崎で震度6・神奈川で震度5・茨城で震度5と比較的に大きい地震が続き、強烈な電磁波で頭が割れそうな感じで過ごしていました。

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そして今回の何やら不思議な台風🌀…。

大型で強い台風がゆっくりと迷走している様に連日報道されていましたが、その台風の進路と別に線状降水帯が各地に発生して、大雨による水害や土砂災害が起きていた…。

父の実家の宮崎県は、親戚の家の近くがグシャグシャになったそうだけど、それは竜巻の突風被害で台風の風ではない…。その映像が、連日台風被害としてテレビで報道された。そして台風の進路の熊本や愛媛や徳島は、台風が来る前に線状降水帯で大雨は降ったけど、台風が直撃していると報道されている時は、雨も風もなく、台風は来ていなかった…。

四国の真上にいるとニュースで伝えられて、心配した人達や家族が連絡して来たけど、雨も風もないのでそう伝えると「えっ!そうなの?徳島が今大変だと思って心配して…」ってなる…。何かおかしい…。

全国的に気象操作で線状降水帯を発生させて大雨にしてるのを台風として、情報操作しているのかも…。天気も地震も人為的に発生させる事が世界的に出来るようになっているので、大雨で地盤が緩んだ所に地震を発生させると被害が大きくなる。

それを全部、自然災害として来ている傾向がここ最近見られる。

今回、飛行機や電車や物流を全部ストップさせ、夏休み最後の各地のお祭りや花火大会や大型イベントも中止になったし、観光業も大打撃で今回の台風(?)の経済損失は計り知れない…日本を弱体化させる目的なのか…。

ただ大雨が降って山にかなり水分が含まれているので、土砂災害の心配はまだありそうですね。そして9月は台風が一番多い月なので注意しましょう。

以前、埼玉の山奥で暮らしていた時、大雨の日の朝に通った道が、夕方仕事からの帰り道50mぐらい崩落していた事がありました。

7年前に徳島でバスツアーを企画していた時も、台風が直撃する予報で、神山から忌部の三木家に向かう道が崩落する予感がしたので、三木さんに相談してバスツアーを1ヶ月後に延期したら、当日本当に道が大規模に崩落して、道路の修復にちょうど1ヶ月かかって、無事ツアーを開催した事があります。

それから昨年、地元美郷で大規模な崖崩れがあり、その場所を崩落の数日前にツアーのお客様と何回か通っていて、ゾッとしました。

自然災害に人為的な力も加わって、いろいろ複雑な事になっておりますが、報道を鵜呑みにせず(ワクチンも真実を伝えていない…)、SNSなど各地で繋がる知人の 現地の直接の情報など、連絡を密にして正確な情報を共有して、これからの災害や薬害などを乗り切って行きましょう。

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昨年、徳島県で開催された「日本麻フェスティバル」は、今年は石川県で開催予定でした…。あわたまは、毎年麻フェスに参加していましたが、今年の元日に起きた石川県能登半島地震により、麻フェスは、来年に延期になりました。

来年は石川県復興応援として金沢あたりで開催されると思います。

なので昨年同様、徳島の阿波忌部の地で

9月7日(土)・8日(日)に麻植之市に参加して、あわたまの麻製品を販売いたします。

今回は、おお麻のタンクトップ・ワンピース・ストールの他に初登場の下着の中に着ける「おお麻インナー」やおお麻の手ぬぐい・バンダナ・ハンカチなども販売いたします。

ぜひご来場お待ちしております!

https://www.facebook.com/events/2246445579039297

陰陽の関係にある徳島(阿波)・埼玉(幸魂)の重要性を詳しく学びたい方のための個人ツアー「あわたまめぐり」も常時やっております。

9月は徳島で開催します。参加希望される方に合わせたコースやお話しをさせていただいてますので、これまで参加された方々から「参加して良かった!」と喜んでいただいています。

私が30年かけて知り得た、他では聞けない事などをお伝えしておりますので、地元の方々にも満足していただいております。ご都合の良い日を指定してお申し込みください。

「個人セッション」も随時受け付けております。詳しくはお問い合わせいただければと思います!

 

『この国の行く末を案ずる…』

7月に入りましたね。

能登半島地震から半年経ち、ニュースで震災で焼失した輪島地域の状況を見ましたが、ほとんど手付かずのまま、焼け残った建物の数々が今にも崩れそうな状態で残っていました。

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発生から半年が経っても倒壊した建物の公費解体が進まず復旧が進んでいません…。

この国の政府はいったい何をやっているのでしょう?連日「裏金問題」が騒がれていましたが、裏金がそんなにあるのなら、能登復興のための人件費にあてろと言いたい。

ワクチン問題もそう!

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あれは毒物である事は明確。ワクチンを接種した人の様々な関連死(2021年〜23年の3年間で48万人の日本人の死者が増えた)や重度の後遺症が後を経たない…史上最悪の薬害。

先日、関東で「あわたまめぐり」と言うツアーをやった時に参加者の中でワクチン接種者はいなかったが、会話で出たのが、周りでたくさんの人が亡くなっていると言う事だった。

参加者の方のいとこの40代の姉妹は、ワクチン接種後に相次いで2人共亡くなってしまったそうだ…。

国民もやっと、その危険性に気づき始め、接種を辞める人が増え、余ったワクチンは廃棄処分された。政府が予算計上したワクチン接種事業の総額は、20・21年度で計5兆2149億円。廃棄分は概算で約6653億円と政府は発表しているが、22・23年度を合わせるとそれ以上のお金が、結果的に国民の生命や健康を損なう事に使われた…。とんでもない事である。

自然災害の多いこの国でそれだけのお金を復興にあてられたらと思うと、残念でならない。国民の血税を国民の命や生活を守るために使うのが、本来の政府ではないのか…。

先月、関東に行った時に、ワクチンを何回も摂取した人と数時間一緒にいた日の夜中にとんでもないシェディングが起きた。眠っていたら、おでこのすぐ上の頭の前面の表皮を針で突つきまくられる感じの痛みが突然に起こり、あまりの痛さにあわてて、ドクダミの花と葉を焼酎に1年漬けてあったエキスをコットンに染み込ませ、頭の前面の頭皮に塗布して、帯状発疹だとしたら、アップルミント(和名:丸葉ハッカ)が良いと思い、庭から摘んで来て、お湯を注いで、生葉のお茶を飲んだら、しばらくして痛みが収まったので、数日は、ドクダミエキスとアップルミント茶を続けたら、それ以降は、その針に刺された様な痛みは無くなった。

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今、小林製薬が槍玉に上げられているが、日本人に古くから馴染みの深い「麹菌」や「納豆菌」で死者が出る事に違和感を覚える人は多いはず。それらの菌は、とても身体に有用で、ワクチン後遺症を軽減するとも言われている。数百年、日本人に食べられてきた紅麹で腎毒性の報告はこれまでなかったが、コロナワクチンでの「腎疾患の報告」は多数ある様だ…。おそらく、ワクチンが原因で内臓をやられてしまった人やそれらで亡くなってしまった人の責任転化先にされてしまったのだと考えられる。

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コロナワクチンによる膨大な数の死者の事はテレビや新聞などマスコミは、ほとんど伝えないが、小林製薬の紅麹での(?)数人の死者の事は、各マスコミはよってたかって報道する…違和感を感じないか?!なぜこんなに多くの犠牲者とも言える死者を出しているワクチンの事を連日報道しないのか?!

それは、政府とテレビや新聞社などのマスコミ とスポンサー企業とが結託しているからです。

かくゆう私も30年ほど前は、東京のテレビ局の美術部でデザイナーとして働いており、その当時担当していた「筑紫哲也NEWS 23」という番組で、新聞記者上がりの筑紫哲也さんをキャスターに迎えての新しい報道番組が始まり、筑紫さんの死後、メインキャスターが変わりながら今も続いていますが、当時の思い出で、筑紫哲也さんがセットの裏側で番組の上層部と揉めて話しているのを聞いてしまったのですが、その時筑紫さんは、

「政府やスポンサーの顔色を伺って、真実を伝えないのは、真の報道とは言えない!」とおっしゃっていました。

筑紫さんが生きておられたら、今回のワクチンによる多くの被害や真実を伝えないテレビや新聞報道に対して、何と言うでしょうか…。

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ワクチンの薬害で胸が痛い・苦しい・息が入らないという症状や不整脈・高血圧・心筋炎など苦しむ多くの人のための「解毒本」が、今あちこちから出ているので、体調が悪い方や今後が心配な方は、ぜひ調べてみてください。

あとワクチンを接種してから、ガンが見つかり、急速に全身に広がる「ターボガン」で亡くなる人も急増していますが、その対処を書いている人がいたので、ご参考までに。

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さらに、この秋から接種が始まると言われている国産のレプリコンワクチンは自己増殖型と言われる次世代ワクチンです。mRNAが体内で自己増殖していくのですが、増殖を制御する事が出来ない、正に生物兵器の様なワクチンです。

世界で日本だけが承認しました…。

明治製菓が提供し、他の会社も参入する予定です。海外ではその危険性ゆえに製造中止となっています。日本政府は5000億円を明治製菓に補助するとの話で、海外の学者は日本人がどうなるかで検討する予定だそうです。

要は日本人で人体実験なのです…。

一回身体に入るとスパイクタンパクを永久に作り続け、止める作用はないと言われ、先ほどの私のシェディング体験の様に、スパイクタンパクはかなり毒性のある物質であり、海外では常識となっていますが、日本人には、まだその危険性が理解されておりません…。

このワクチンの恐ろしいところは打った人の唾液、呼気、汗、体液から他人に伝播し、スパイクタンパクを作り続ける可能性があると言う事…。ワクチンを打たなくても、打った人からのシェディングで伝染してゆく…とんでもない物を日本中に広げようとしている。

日本は世界一、危険な場所になりつつある。

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今、再放送中の24年前のNHKの朝ドラ「オードリー」で、主人公の父が、主人公に核心を突いたセリフを言っていた。

「アジアにベトナムと言う国があって、東京オリンピック(1964)が始まる2ヶ月前にアメリカが攻撃している。アメリカは東京オリンピックに史上最多の選手団を送り込みながら、裏で戦争を始めている。平和の祭典は、そういう事実を隠すためのものでもある。国民が注目するイベントの裏では、別の大きな事件が起きている事がある。日本のテレビも新聞もオリンピックを謳歌するばかりで、真実を伝えていない…。」

これは正に今のNHKや民放・新聞に言える事で、当時(24年前)のNHKは、こういうセリフを放送していた。

オリンピックやサッカーワールドカップWBCなど国民が熱中するスポーツの祭典の裏で、しれっと大変な事が起こっている。

大きなイベントや事件に国民の目や関心を引き付けたその裏で、国民に知られたくない法案を可決していたり、政治家が国民に知られたくない事件が明るみに出る時に芸能人のスキャンダルなどが同時に発覚し、世間の目をそちらに向けたりする。目くらまし作戦である。

今月からパリオリンピックが開催されるが、裏で何が行われているか、ぜひそちらを注視してみましょう。裏側に様々な真実が隠されています。

そして今週の朝ドラ「虎に翼」の中のセリフで「権力好きのジジイどもには好き勝手にさせない事!」と言うセリフがありました。本当にいろいろ好き勝手させてはならないと言いたい…。

陰陽の関係にある徳島(阿波)・埼玉(幸魂)の重要性を詳しく学びたい方のための個人ツアー「あわたまめぐり」も常時やっております。6月は5日・6日に7人の方々と埼玉の重要な場所を巡りました。徳島でも開催します。

参加希望される方に合わせたコースやお話しをさせていただいてますので、これまで参加された方々から「参加して良かった!」と喜んでいただいています。私が30年かけて知り得た、他では聞けない事などをお伝えしておりますので、地元の方々にも満足していただいております。ご都合の良い日を指定してお申し込みください。「個人セッション」も随時受け付けております。詳しくはお問い合わせいただければと思います!

 

『光熱費0円生活』

物価が上がっていますね〜。先週から関東に来ていますが、うーん…いろいろ高い!

まず、交通費が全体的に値上げしている。

燃料代が上がっているから無理もないのだけど、製品を運ぶ「物流」の燃料費が反映されて、商品価格も全体的に高騰している…。

電気料金も近々、日本全国値上げされるらしい…。収入が上がらないのに、光熱費や物価ばかりが高騰して、家計を直撃する…。

私の暮らす徳島県吉野川市は「物価高騰のための補助金」として、各家庭に10万円ずつ補助が出た。一時しのぎではあるが助かる…。ありがたく使わせていただきます!

今、私の生活の拠点は徳島県の山奥だが、埼玉県の山里にも家があり、コロナ前は毎月行き来していた。コロナ期間は徳島の山にこもっていたので、埼玉の家の電気・ガス・水道は、使わない期間の基本料金もばかにならないので、全部止めていた。

一昨年の栃木の麻フェスの後、久しぶりに埼玉の家に戻り、ライフラインを開通させようかと思ったが「まてよ…。しばらくの滞在のために電気・ガス・水道を復旧させて、また止めるのもめんどくさいし、かと言って、使わない期間の基本料金を払い続けるのも無駄だし…。」と考えたあげく、最近は地震や水害などで被災する家も多く、大災害で電気・ガス・水道のライフラインが何ヶ月も復旧せずに大変な生活を送っている人々が同じ日本国内に多くいるので、震災のシュミレーションとして「光熱費0円生活」にトライしてみる事にした。

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まず発電は、太陽光パネル1枚とバッテリーとソーラーチャージコントローラーとポータブル電源。これで1人分の1日の電気を蓄電する。

太陽光パネルは、屋根などに固定せず、朝・午前・午後と太陽の動きに合わせて移動させ、1日中、太陽の光を浴びさせる。

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カーバッテリーに蓄電するのは、バッテリー液が少なくても、多すぎても、爆発の危険が伴うので、あまりおすすめできないので、メンテナンスが必要です。

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ソーラーチャージコントローラーは、太陽光パネルで発電した電気をバッテリーに蓄電している量を表示している。曇りや雨の日は発電量が落ちるので、使用する量も制限しなくてはならない。

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ポータブル電源は、使う量によって大きな物が必要。家族が多かったり、大型家電を使用する場合は、発電・蓄電システムに費用をかけてしっかりと整える必要があるが、私は、この小さな物で音楽も聞けるし、タブレットでテレビも見れるし、充分である。

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携帯やタブレットや間接照明などは、ソーラーのついた製品を揃えて昼間のうちに充電しておく。

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特にソーラーモバイルバッテリーは、各差し込みに対応して、太陽光で高速充電出来るので、災害時、携帯で連絡を取る事は、命に関わる事もあるので、災害対策として、各家庭で用意しておく事をおすすめします。

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それと、小枝や枯葉などを燃やして、その上でお湯を沸かしたり、調理しながら、火力発電できるモンベルバイオライトと言う製品はおすすめです。たき火で発生した熱を電気に変換してファンをまわし、火力を調節できるキャンプストーブ。ガスやガソリンなどを使わず小枝などの自然燃料を活用して、強力で安定したたき火や調理を楽しめ、その辺の割り箸でも紙でも何でも燃やし続けるだけで発電し続けられる。

コンパクトで場所も取らずに焚き火ができるので、太陽が照らない曇りや雨の日や夜でも発電して、USBで携帯やタブレットなど充電する事ができる優れもの。私も愛用しています。

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各部屋の照明は、小さなソーラーのコードをエアコンホースの穴や小窓から外に出して取り付け、昼間に充電して夜に各部屋に取り付けた照明を使います。十分に明るく快適です。

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東日本大震災の時にガソリンが手に入らなくて、苦労したので、電動自転車も用意して、太陽光でバッテリーを充電しています。

それらを揃える費用は多少かかりますが、一度揃えてしまえば、太陽の光だけで電気代は0円でまかなえています。

冷蔵庫などの大型家電は、本格的な発電・蓄電システムを揃えなくては使えませんが、私は、ほぼ菜食なので、買い物に行った時だけ、その日に食べる生ものを買って、スーパーで無料でいただける氷をクーラーボックスに入れて、保冷していますので、冷蔵庫はいりません。

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あわたまの無農薬野菜で保存がきく物を備蓄したり、干し野菜にして保存して食べています。美味しく食べられる野草やお茶に出来る薬草の知識もあるので、全く困りません。

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水は、徳島では、山の頂上の天然水を引き、埼玉では近くの湧水を汲んで来ます。

洗濯は埼玉では、コインランドリーに行き、お風呂は近くに温泉が3ヵ所あるので、そちらに行っています。

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徳島では、外の手作りの露天風呂に山の天然水をマキで沸かして入っているので、この12年間ずっとお風呂の水道代も燃料代もタダです。

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煮炊きは、冬場はマキストーブで、夏場は外でカマドやバーベキューグリルで調理し、風が強い日は、キッチンでカセットコンロを使いますが、月にカセットコンロ2本ぐらいしか使いません。

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外の草を刈って干し草にすると燃料としてつかえます。庭や山で枝打ちした枝なとでも、充分に調理できます。

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一番問題なのは、トイレです。

徳島のあわたま山は、山の天然水を引いて大型タンク2つに溜めて使っているので、水源が涸れない限り、水洗トイレも困りませんが、埼玉の家は断水だとトイレが流せないので、便器の中に容器を置いてビニールをかけ、最初はヒノキのおがくずを固めた猫砂を使ってみた所、かなりの給水率で、トイレがヒノキの良い香りで、森林浴を楽しめ快適でしたが、よく考えると震災が起きた時に猫砂をそんなにストックしておく事は出来ないし、おそらくゴミ収集も来ない状態になるだろうから、地面を掘って埋める事になる。ヒノキのおがくずを固める成分を調べた所、やはり化学的な物で固めていた。

土に埋めると土壌汚染になる。

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自然に土に戻る物が良いので、近所の製材所から「スギ・ヒノキのおがくず」を大量に譲ってもらい、お米の籾殻を炭にした「くん炭」や調理した時に出る「草木灰や木炭」と「培養土」を混ぜ合わせた物をかけてゆくとまったく匂わずに埋めてもすぐに土に戻ってくれる。使用したトイレットペーパーは、新聞紙に包んで丸めてゴミ箱に入れ、火を起こす時の着火材で燃やしてしまう。いろいろ試して、その方法が一番良いと思いました。

今年の元日に起きた能登半島の大震災でも避難所で断水のため水洗トイレが流せずにあっという間にトイレが溢れかえったそうです。半年たった今でも断水や停電が続いている所も多く、復旧まで長期戦になり、とても深刻な問題です。同じ日本に住んでいても、大変な日々を送っている人達がいて、震災はいつどこで起きてもおかしくないので「明日は我が身」だと思って、いざと言う時に対処できる準備をしっかりやって、家族でシュミレーションしてみるのも大切です。

私はこの2週間も光熱費0円生活を楽しく実践しておりますが、何の不自由もないし、いつ震災が起きても生きてゆく自信が着きました。

皆さんもトライしてみてはいかがでしょう?

陰陽の関係にある徳島(阿波)・埼玉(幸魂)の重要性を詳しく学びたい方のための個人ツアー「あわたまめぐり」も常時やっております。6月は5日・6日に7人の方々と埼玉の重要な場所を巡る予定です。徳島でも開催します。

参加希望される方に合わせたコースやお話しをさせていただいてますので、これまで参加された方々から「参加して良かった!」と喜んでいただいています。他では聞けない事など、お伝えしておりますので、地元の方々にも満足していただいております。ご都合の良い日を指定してお申し込みください。

「個人セッション」も随時受け付けております。詳しくはお問い合わせいただければと思います!

『ナマズ女と女ムツゴロウ』

今日で4月も終わり。この4月は大きな地震が各地で起きた…。2日に岩手で震度5。8日に宮崎で震度5。17日に愛媛・高知で震度6。でも一番不気味な地震は27日に小笠原諸島震源地震だった…。この地震、震度3だが、震源の深さが520km。普通の地震は、ごく浅い所からせいぜい深さ50kmぐらいの範囲で起こる事が多い。520kmと言ったら、マントルの上部に近い地球の奥深くで能登地震ぐらいの大きな規模のエネルギーの地震が起きており、日本全体に響いている。これはちょっと不気味ですね…。

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小笠原諸島の火山帯は「富士火山帯」と言って、富士山まで続いている。マントル付近で大きなエネルギーが放出される事で噴火に繋がらないとよいのですが…ちょっと心配です。

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子供の頃に友達から「ナマズ女」と勝手にあだ名をつけられていた。これまでもブログにたびたび書いていましたが、私は生まれつき動物的本能が強く、地震の前に発生する地震電磁波などを身体のセンサーが敏感にキャッチし、早い段階で身体に様々な反応が起こる。

なので、かなりの確率で地震を言い当ててきたから「ナマズ女」と呼ばれた…。

そんな体質のおかげでこの4月は、地震電磁波を受けまくり、身体がヘロヘロだった…。

太陽フレアが活発だから、今年に入ってから北陸・関東・四国と大きな地震が日本で相次ぎ、海外でも、南太平洋のバヌアツやフィジーニューギニア・南米のペルーやメキシコ・最近は台湾やインドネシアなどあちこちで大きな地震が発生しており、地球🌏は動いています。来年にかけて、太陽フレアがピークとなり、東海・南海トラフや首都圏の震災の可能性もあり、各自の本当に備えが大切ですね…。

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さて、話しは変わりますが、この4月から30年ぶりに犬を飼う事になりました。

名前はみこちゃんです。

みこちゃんの里親になったいきさつは、徳島県の唯一の村である佐那河内村でお年寄りが散歩が大変なので、飼っている犬を放し飼いにしており、手術をしていない犬同士の間で出来てしまった子で、メスなので最後まで残ってしまい、殺処分になる所でした。

移住仲間達と3月に合同誕生日会をやった時に、会場の佐那河内の古民家宿&カフェのオーナーから「誕生日プレゼント」として渡されたのが出会いです。そこの隣りで生まれた子犬でした。その時、私が飼うとはまだ言っていないのに、オーナーさんが「奧野さんは巫女さんぽいからこの子はみこちゃん!」と勝手に名付けて、かなり強引で迷いましたが、「殺処分」と聞いてしまうと放っておけず、やはり飼ってあげようと思いました。

そのみこちゃんは、5月にNHKの旅番組に登場するかもしれません。元サッカー日本代表のキャプテンだった前園さんが、以前からやっている、自転車で四国を巡る旅番組で、徳島県佐那河内村を訪れた時に、子犬のみこちゃんをとても可愛がっている様子をNHKが撮影していったそうで、放送が5月中との事です。(写真は、みこちゃんを抱っこする前園さんとスタッフさん)

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みこちゃんのちょっと前にも、徳島県内の山奥で一人暮らしのお年寄りが病気で亡くなって、飼っていた犬が繋がれていたままになっており、近所の人が時々様子を見て餌をやりに行っていて、その犬は飼い主が亡くなった事は当然わからずに待ち続けている様子をネットの投稿を見て、その犬のせつない表情が頭から離れず、30年ぶりですが、その犬を飼う決心して、私が留守の時に面倒を見てくれる人も見つけて、その投稿の愛知県のアニマルレスキューのNPOに連絡したら「家の中で飼わないとダメ!」との事で断られました。そして結局、徳島県内で飼い主が見つからなかったと言う事で徳島県の山奥から愛知県の街中の施設に連れていかれ、最終的には関東で里親が見つかり、その子は随分と遠くまで行った様です。
私の家は一軒家だけど、賃貸で動物は家の中では飼えないので、屋根のしっかりある縁側付近に犬小屋置いて飼おうと思ったのだけど、家の中で家族として飼う人じゃないと渡せないと言われました。
以前に2匹の犬を子犬から犬小屋作ってあげて飼っていたけど、そのアニマルレスキューのNPOの方に「今は犬小屋で飼う時代じゃない」と言われ、今まで、外で放置されていたから、今度は家族として屋内に迎えてほしいらしく「家族を外で飼う気ですか?私はそんな事できないわ!」って言われました…。
犬を外で飼っている家何軒もあるけどなぁ…。徳島市でアニマルコミュニケーションのお仕事もされている方もそのワンちゃんを徳島三好の山奥から愛知県まで運ぶ事に反対していました。「場所移動は無理です…。きっと意味が分からず知らない人に遠くに連れて行かれると、即体調が悪くなって死んでしまうと思います…。犬はそんな子が多く見られますので…。」と言われたけど、私もそう思いました。私が犬を飼うとしたら久しぶりではあるけど、飼い主を亡くして、置き去りになり、悲しい思いをしたワンちゃんなので、大切にしてあげようと思ったのですが…。あわたま山の猫ちゃん達も自然の中で日向ぼっこしてのんびりお昼寝してくつろいでいるし、家の中が幸せって人間の考えを押し付けたエゴにしか思えませんでした。私の近所にも外の犬小屋で飼われているワンちゃんはたくさんいるし、友人の家でもお外でも家族同然で大切に飼われているワンちゃんが多いです。
都会なら家飼いが主流だろうけど、山暮らしでは、野生動物がいるから番犬に飼っている人も多く、外飼いが主流ですが、皆さん朝・晩時間をかけて散歩に行かれて、ちゃんと可愛がっております。
殺処分を免れて、徳島の自然の中で暮らす事のどこが悪いのか…理解出来ませんでした。

散歩以外は家の中なんて、私が犬だったら、嫌ですね。「家飼いが幸せ」と言うのは、都会人の考え方ですね。動物の気持ちを決めつけたり、飼い主の事情を考慮しないやり方では、本当の動物レスキューにはならないと感じました…。そんな一人暮らしの高齢者が飼っているペットの問題は、日本中で起こっているのでしょうね。放し飼いや野良の間で生まれてしまった犬・猫を殺処分するとか、高齢の飼い主が亡くなった事で行き場がなくなったペットを殺処分するとか、人間と生き物のいろいろ考えさせられる問題がたくさんある事を実感しました…。

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みこちゃんは、いただいた犬小屋がまだ大きいので、 それより小さいケージも置いてあるけど、入らないので、とりあえず子犬のうちは、私の部屋の横の縁側にペット用ベッドを置いて、くつろいでおります。長ーいワイヤーで庭を自由に動ける様にしているので、とてもリラックスしていて、ホッとしております。

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犬を飼うのは久しぶりですが、 これまで野良猫ちゃんからお世話して来た猫達が、25年間で17匹で、もう亡くなってしまった子達や、里親さんにもらわれていった子達や、いなくなってしまった子達などなどで今は2匹のメス猫ちゃんがあわたま山で暮らしています(=^ェ^=)

以前Facebookに猫の投稿をして、各写真にエピソードを載せていますので、猫好きの方はぜひご覧ください❣️(下の写真は、あわたま山のメス猫2匹が産んだ子ども達です。コロナの時の国民全員に配られた10万円の給付金でみんな手術しました。)

https://www.facebook.com/share/p/eeLjGY4oshvbQQrv/?

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私が学生時代にクラスメイトに付けられたあだ名のもう一つは「女ムツゴロウ」です。

ムツゴロウとは、ちょうど一年前にお亡くなりになった「ムツゴロウさん」こと畑 正憲さんの事です。生前、動物王国を作り、様々な動物との信頼関係を築き「動物のふところに入りたい」と 猛獣との触れ合いの中で、 ライオンに噛まれて指を失った時に「こんなのは、私にとって蚊に刺された様なものです。」と言った、数々の仰天エピソードを残した方ですが、私は、猛獣との触れ合いはした事ないのですが、昔から動物の方から私のふところにどんどん入ってきてなついてくる…。私はただ戸惑ったり、どん引きしたり…。そんな私に構わず動物達は私の上でくつろいでくる。たとえば、こんな感じ。

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この子は令和の天皇即位の「麁服」を織るおお麻糸を受け渡す儀式を取り行う日に忌部神社で「ミャーミャー」鳴いていた、白いオスの子猫。忌部の方々が困っていたので、私が引き取って里親を探す事に…。忌部神社で拾ったその日に私の膝の上でこのくつろぎ様です。

うちは、父が毛の生えた動物が苦手なので、実家で動物を飼った事はないのですが、幼少期に目の前の家の大型犬のセントバーナードのキャリーちゃんのモフモフのお腹に子犬の様に顔を埋めていると本当に落ち着き、いつもキャリーちゃんにくっついていたので、人間といるより、動物との方が安心してくつろげると潜在的に思ってしまったのかもしれませんね…三つ子の魂百までもですね。

人間は見た目で人を判断したり、様々な色メガネで人を見たりする…。動物は、本能で相手の波動をキャッチし見極める。

「人の本質を見抜く力」を動物は持っている。

なので、学校でもよその家でも、誰にもなつかず、噛み付く様な生き物がみな寄ってきてなついてくつろいでくる。最初に女ムツゴロウと呼ばれたのは、小学校の時。写生会で牧場に行った時、絵を描いていた私の周りに気がついたら牛が集まってきて囲まれていた。そんな初対面の生き物がよってきたり、なついてくる 信じられない様なエピソードは、驚くぐらいたくさんある。

例えば、高校生の時に猫を7匹飼っている友達の家に、同級生5人でお泊まり会をして、夜に5人で川の字になって眠っていた時、金縛りにあったように重苦しく動けず「うーうー」と唸っていたら、友達の1人が気付き、電気をつけて「わー!」と叫んだので皆が起きて、私を見て驚いていました。なんと7匹の猫が私の布団に集まって、上に3匹ぐらい乗り、残り4匹に周りを囲まれ、私の布団に猫がひと塊りになって眠っていたのです。その家の子から「うちの猫は、家族以外になつかないし、1ヶ所に集まって眠っている事は1度もない」と驚かれ「身体からマタタビ臭を出しているのでは?」と皆に言われました。

猫・犬・ハムスター・うさぎ・牛・鳥・魚・亀などなどこれまで多くの生き物が集まって来ては、なついてくるので、女ムツゴロウの驚きのエピソードをいずれブログで紹介しますね。

人間にもそれぐらい好かれるといいのですが、本音をはっきり言うので、嫌われる事が多く、赤ちゃんか、動物的本能の強い人か、霊感の強い人にはすごく好かれますが、それ以外の人には、あまり好かれませんね…困ったものです🤣

阿波の重要性を詳しく学びたい方のための個人ツアー「あわたまめぐり」も常時やっております。参加希望される方に合わせたコースやお話しをさせていただいてますので、これまで参加された方々から「参加して良かった!」と喜んでいただいています。他では聞けない事など、お伝えしておりますので、徳島県内の方々にも満足していただいております。ご都合の良い日を指定してお申し込みください。

「個人セッション」も随時受け付けております。詳しくはお問い合わせいただければと思います!

 

『麻植之市にあわたまも参加しています!』

四国徳島の高越山のふもとの阿波忌部の里に、大正3年からの古民家を再生させた「坂東商店〜藍染と宿〜」が、今月の15日にオープンしました。

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そこのオーナーで建築家のクボタノリコさんからの紹介文をシェアします。

「高越山の麓のかつて賑わいのあった商店街。
阿波忌部の里、吉野川市は旧麻植郡(おえ)山川町で、曾祖父の創業110年、築93年の坂東商店は町の便利な万屋よろずや)として、お米や塩も専売で戦時中も配給をしていました。

昭和初期の吉野川水系川田川の氾濫により堤防ができて道路面が高くなった事で 建物の1階部分の半分が土に埋められ店も衰退し空き家28年となるこの建物は、基礎の土台や柱は朽ちて瀕死の状態となっていました。
建物が解体される危機をなんとか再生させたい!と大がかりな古民家改修工事が始まっています。

屋号はそのままに『坂東商店 guest room〜藍染めと宿〜』として。
この建物が記憶する町の風景を蘇らせたい!場づくりから地域づくりに繋げたい!再び交流の拠点にするべくリノベーションし、この川田の地域が阿波藍の発祥とされるほど盛んだった藍染めの体験宿として、再び息を吹き込みます。」

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3月30(土).31(日)に開催されている「麻植之市(おえいち)」にあわたまも参加しております!

今回のあわたまの展示は、古民家に合わせて、渋めの陶器を中心に無農薬栽培の薬草茶・コーヒー豆も湯呑み茶碗やコーヒーカップなど器と共に販売してますので、麻フェスと違う雰囲気の製品が多いです。

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他にもヘンプコットンの作品や藍染作品やオーガニックの薬草のハンドメイド化粧品や精麻作品やオーガニック食品などいろいろな製品の販売もあり、藍染やウコン染めのワークショップも開催しております!

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徳島のミュージシャン上田耕平さんなどのLiveや麻フェスでも一緒だった、藍染の永原レキくんとその師匠の亀田悦子さんなどの座談会も開催します!

麻心さんの美味しい麻の実・麻炭・藍の粉も入った薬膳カレーやうっかり屋さんのこだわり素材で作ったハンバーガーも食べられますよ!ぜひぜひ見に来てください!

3/30(土)11:00〜20:00 31(日)11:00〜18:00
徳島県吉野川市山川町川東73-3

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私は、この1週間風邪で体調を崩しており、どうなるかと思っていましたが、なんとか参加できました(^_^)他の参加の皆さんに風邪をうつさないように入り口外のエントランスにブースを出店しております。

会場に来られない方のためにFacebookでもあわたま製品の販売をしておりますので、ぜひご覧下さい(^_^)

https://www.facebook.com/share/p/2UjNmL1q1A5aCJNQ/?mibextid=WC7FNe


夕方、藍染のレキ君や阿波和紙会館の中島さんも駆けつけましたが、私は咳と鼻水も出始めたので、片付けて夜のLiveは見ずに明日に備えて帰りました。また機会があれば耕平さんのライブ見たいと思っております!
地元のこだわりパン屋さんモクモクノートさんの吉野しゅうさんの三線と歌とそのご友人のギターと麻心のシンジさんの箱ドラムの即興ライブとても良かったです。

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31日のトークイベントでは、レキ君と藍の師匠亀田悦子さんと阿波歴史博士林博章先生とアワガミファクトリー中島 しげゆきさんとで「阿波忌部と海部」をテーマにお話しする座談会もありました。阿波忌部は脚光を浴びる機会が増えていますが、海部については、地元徳島の人達もよく理解されていなく、とても大切な事で、海部の協力の元、忌部が日本全国に麻や藍の技術や様々な製品を運び伝える事が出来たので、「忌部と海部が手と手を取り合い…」と県内の学校の校歌にもありますが、正に海部の協力なくして、日本全国にシャーマンである阿波忌部の麻や藍染の技術は伝えられなかった事を海部代表のレキ君が伝えており、大きな事業を成し遂げるには、たくさんの人の支えがあってこそ成し遂げられる事忘れてはいけないな…と感じました。

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他のイベント関連情報としては、今年の麻フェスは、北陸チームで石川県で開催予定でしたが、元日の大震災により、今年の開催は来年まで1年延期として、来年は北陸支援も兼ねて行う予定としております。北陸の皆さん、本当に大変だと思いますが、一日でも早く復興する事を祈っております!

そのかわりと言ってはなんですが…今回の会場「坂東商店」さんのオーナーのクボタノリコさんとお話しして、プチ麻フェス的な麻に関する製品販売のイベントを10月あたりやるかもしれませんので、詳しく決まったらお知らせしますね!

それから阿波の重要性を詳しく学びたい方のための個人ツアー「あわたまめぐり」も常時やっております。参加希望される方に合わせたコースやお話しをさせていただいてますので、これまで参加された方々から「参加して良かった!」と喜んでいただいています。他では聞けない事など、お伝えしておりますので、徳島県内の方々にも満足していただいております。

ご都合の良い日を指定してお申し込みください。「個人セッション」も随時受け付けております。詳しくはお問い合わせいただければと思います!

『七色の藍 -Japan Rainbow-』

2月も今日で終わり…今年はうるう年だったのね…。昨年末からずっと、おお麻の本藍染の服づくりが忙しかった。

阿波の本藍染の染液は「天然灰汁発酵」といって微生物の力で発酵しているが、冬場の寒さで染液の温度が下がり、染まりにくくなるので、染工房によっては、ヒーターなどで温めて染液の水温を上げたりするが、あわたまが使わせてもらっている地元の藍瓶は、ヒーターを使わないので、その分染める回数を増やす。f:id:Rei-wa:20240229223038j:image

写真の昨日染めた服は、10回染めて深い藍色に仕上げている。おお麻の布地は厚いので絞るのも大変でそれを染めては、きつく絞って干してを10回繰り返すのだから、何枚も染めると手が腱鞘炎になりそうだ…。

11年前からあわたまでは、おお麻の本藍染のインナーとストールを作って、毎年麻フェスの時に販売して来た。

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写真は11年前にあわたまのパンフレット用に撮影した時のもの。写真のモデルは永野理恵さんで、写真を撮ってくれた人は、有吉裕之さん。二人は、12年前ぐらいに私とちょうど同じ時期に関東から徳島に移り住んだ「移住仲間」で、理恵さんは、私の大学の空間デザイン科の後輩で、年齢は私よりだいぶ若いので、同じ時期に大学に通っていたわけではないのですが、私を徳島に導いてくれた大学の恩師が、同じ頃にご夫婦で徳島の神山に移住した彼女を紹介してくれた。ナチュラルな麻の服のイメージにぴったりだったので、モデルになってもらいました。

有吉さんは元カメラマンの方ですが、埼玉で暮らしていた時に、私の家の近くで、大きなインド料理のレストランを経営されていて、その2号店が、私の経営していた薬草カフェの側に出来て、両方通わせいただいていましたが、有吉さんご家族もちょうど同じタイミングで埼玉から徳島に移住して、徳島でバッタリお会いして、カメラマンとして、写真を撮っていただきました。今は、阿波市で「アワシャンティ」という人気のインドレストランをやっています。移住仲間の協力で、チラシを作って、11年前から、麻フェスの時だけ販売して来たおお麻の服だが、昨年末の麻フェス以降、普段からあわたまで作って販売する事にした。

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ここ数ヶ月、太陽フレア(太陽の表面の爆発現象)が発生し続けて、地球に多大な影響を及ぼしていますが、太陽活動は活発化しつつあり、来年の2025年頃をピークに太陽フレアがどんどん増えると見込まれています。太陽フレアが発生すると宇宙放射線などの電磁波、高エネルギー粒子、プラズマ(電気を帯びたガス)が大量に放出され、地球に降り注ぐ。

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おお麻や発酵藍などから放出されている「グラビトン波」は電磁波や放射線を打ち消し、身を守るには必要不可欠なものなので、太陽フレアで宇宙放射線と電磁波が地球に降り注ぐ、今年から来年は、このおお麻の本藍染の服が必需品となって来ますので、少しでも多くの人の手元に届けられたら…と思って作っております。

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さて、徳島でおお麻と藍染といったら、何と言っても、故・秋山セイコ先生です。昨年の徳島での麻フェスでも私が企画した『徳島の麻と藍の手仕事〜アキヤマセイコ遺作展』を開催して大変素晴らしい展示になりました。

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私は12年前、仕事で関東から徳島に通っている時に徳島を代表する染め織り家の秋山セイコ先生とご縁をいただき、毎月、先生の元に通わせていただきました。残念ながら、数年前にお亡くなりになりましたが、私が先生から学んだ事をコロナ禍の時に小説に書きました。

以前、あわたま仲間の後藤田さんの生き方も小説にして、『生き抜く力』というタイトルでブログで紹介したので、まだ読んでいない方はぜひ読んでいただきたいです。

https://rei-wa.hatenadiary.jp/entry/2021/08/31/231947?

このお二人は私が徳島に来て、本当にリスペクトしたお二人です。今回は秋山先生の事を書いた小説を紹介します。主人公は架空の人物ですが、彼女が見聞きしている事は、ほとんど私が実際に体験した事です。藍染の事が良くわかると思います。では、ぜひお読みください。

 

『七色の藍-Japan Rainbow-』 

日本が世界に誇る色と言えば、Japan Blue(ジャパンブルー)藍色であると、私は思っていた。あの時、あの七色の藍を見るまでは…。

2年前、コロナ禍によって、働いていた店が閉店になり、職を失った私は「今は次の職をみつけるのは厳しい時期かな…いっその事、この時間を有効に使って、スキルを身につける事に専念してみようか…。」と思い立ち、かねてより、その店で扱っていた藍染の服に惹かれて、藍染の原点である徳島県に行きたいと思っていたので、この機会に学びに行くことにした。

サッカー日本代表のユニフォームや、最近では、東京五輪のエンブレムなどで藍染ジャパンブルーの事は、皆よく知っているが、藍染の歴史について知っている人はおそらく少ない。

かくゆう私も、藍染の服を販売して興味を持ち、その歴史を調べて初めて知った事がたくさんあった。

日本の藍のふるさと徳島県は、かつて「阿波の国」と呼ばれ、平安時代阿波国麻植郡で阿波忌部氏が育てた麻で織った布「麁服」を染めるために「阿波藍」の栽培が始まったのが起源とされている。

その藍の葉を収穫して発酵・熟成させた染料を「すくも」と言う。現在もその伝統を引き継いで、藍を栽培し、すくもに加工する「藍師」が徳島県には五人いる。全国で藍染に使われているすくものほとんどがこの徳島県のわずか五人の藍師が丹精込めて作った阿波藍のすくもであり、日本の藍染は、原点の徳島県が今も支えている事を知り、私はこの五人の藍師の一人を訪ねてみる事にした。

平安時代麻植郡(現在の吉野川市美馬市)で始まった阿波藍の栽培は、その後の時代に吉野川下流域が主要な産地となり、江戸時代には、阿波藩の保護奨励によって、日本最大の産地となり、阿波の藍染は一大ブランドとなった。私は現在の産地で出荷量日本一を誇る上板町の藍師の作業所を訪ねた。

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その作業所では、すくも作りが大詰めを迎えていた。阿波藍の天然染料であるすくも作りの工程を藍師の一番弟子の方が説明してくれた。「ここでの作業はまず藍を育てるところから始まります。藍の種まきは3月上旬の大安の日に行い、1年の藍の豊作を祈願して御神酒を奉ります。その後20cm位に成長した苗を畑に定植します。肥料を施し、周りの草を抜き、藍を大きく育て、梅雨明けに一度目の収穫『一番刈り』をします。刈り取った藍は天日で乾かし、裁断して、風力で葉と茎に選別する『藍こなし』を行い『葉藍』が仕上がります。一番刈りの後、肥料を施し、周りの草を抜き、藍を再び成長させ、ニ度目の収穫の『二番刈り』をします。そして同じ工程で、葉藍に仕上げ、『ずきん』と言う俵のような保存袋にて保管します。今、この作業所で行われている作業は、次の工程で、ずきんで保存していた一番刈りの葉藍を千貫ほど積み、水をかけてよく混ぜ合わせ1m位の高さに積む。これを『寝せ込み』と言い、5日ごとに水を打ち、四ツ熊手で『切り返し』元の高さに積む。切り返し作業4回目に二番刈りの葉藍を加え、その後、同じ切り返しの工程を13回ほど行う。水打ちの作業は、熟練の『水師』が担当して行う。すくもがムラなく発酵するようにふるいをかける作業を『通し』と言い、『荒通し』『中通し』『上げ通し』と3回の通しを切り返し、合計20回以上繰り返す間に行う…。」

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説明を聞いているだけで気が遠くなるような大変な作業だ。作業場を覗くと、若いお弟子さん達が、四ツ熊手でひたすら混ぜ合わせ、切り返し作業をやっていた。その熱気と発酵で湯気が立ち込め、室内の温度と湿度が高く感じた。その管理をする水師は、すくもの品質を決めるとても重要な仕事で、温度や水分の管理がうまくいかないと、赤いすくもになり、本来の濃い藍色には戻らないと言う。皆の作業が水の泡となるので、水師の責任は重大だった。私が熱心にメモを取りながら、作業を見学していると、熟練の職人さんらしき方が近づいてきた。その方は徳島を代表する藍師五人の中の一人の方だった。

「君が東京から見学に来た方かい?藍染に興味があるのなら、今日は徳島を代表する染め物の先生が来て、ここの染色工房で藍染しているから、見学するといいよ。」と言って、私を奧の染色工房に案内してくれた。

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そこには白髪だけど足腰がしっかりとされ、てきぱきと作業をするおばあさんがいた。しばらくその様子を見学していると、作業がひと段落ついて私の存在に気づき、「あなたが東京から見学に来た人?」と聞いてきた。

「はい。藍染を学びたくて、徳島に来ました。」「そう。私は徳島で50年近く染織りを教えている三木秋子と言います。」「えっ?50年ですか?」私が驚いて聞くと、「そう。家に昔の地機(じばた)と言う織り機があって、祖母から染織りを教わり、15の時から糸を草木染して、地機で布を織る事を学び、20代は藍染に没頭して、作品を作り続け、28から染織りを教えてもうすぐ78だから50年。通信教育もやっているから、全国に5千人の生徒がいるの。」「えっ?5千人ですか?」またまた驚いた!「あなた藍染の作業を見るのは初めて?」「はい!まったくの初心者です。」と言うと「じゃあ、いちから説明するわね。藍染の方法には、生葉で染める『生葉染』もあり、これは、シルク(絹)やウール(毛)などの動物性タンパク質に反応してきれいな水色に染まるので、植物性の麻や木綿は、染まりにくい。古来より阿波は麻の産地なので、植物性の麻織物を濃い藍色に染めるには、阿波藍を原料にして、発酵建てという方法に昔の人々が試行錯誤の末に辿り着いたのだと思う。この方法は、あなたが先ほど作業を見て来た、葉藍を細かく刻んで、約100日間かけて、水を打ちながら混ぜ合わせる『切り返し』を繰り返して発酵させて作られる『すくも』を灰汁で溶解し染め液を作る事を「藍建て」と言って、発酵藍の染液が出来上がる。それがこれね。」と秋子先生は、横の瓶を指し示した。

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「匂いを嗅いでみて。独特な発酵臭がするでしょう?これは『天然灰汁発酵』と言って、藍瓶の中で藍は生きている。この染め液の表面に浮く『藍の華』は微生物の働きによって泡立ち、染色できる状態まで上手く発酵した証です。大切なのは、この微生物を元気に育てるための温度管理と灰汁を入れて適度なアルカリに保ち、毎日かき混ぜてあげて、生育に適した環境を作ってあげる事。藍の華は微生物の元気印で染め時を知らせるサインでもあるの。熟成した藍瓶の中に布を漬け込み、緑がかった藍液を絞ると空気に触れた瞬間に酸化して美しい青へと変化します。それを何度か繰り返すと濃い藍色に染め上がる。」と言って、目の前で布を染め始めた。藍瓶の中で緑がかった布を引き上げ絞ると美しいジャパンブルーに変わった。「なるほど、微生物の力と酸素のおかげでこの藍色が生まれるのね…」

「そう。この発酵藍の微生物の力と麻布は最強の組み合わせで『着る薬』と言われるほど。藍や麻には、天然の抗菌性や消臭効果もあり、肌荒れ、冷え性を防ぎ、殺菌効果があるで水虫を予防し、防虫効果やまむしをよせつけないので、農作業の野良着や蚊帳にも藍染の麻素材がよく使われ、昔は『雷がなったら蚊帳に入れ』と言われていたが、麻が電気を通さない絶縁物とされ、今問題の電磁波や紫外線など人体に有害な物質から身を守ってくれる力があると昔から衣食住に使用されていた植物だったの。その藍と麻の原点がこの徳島なのだから、大切に守り抜かないとね!」秋子先生は布染める手を休めることなく、話し続けた。「残念なことに今は化学染料の時代になり、天然の発酵藍で染めた藍染は、全体の1%になってしまった。おお麻も日本では自由に栽培することができなくなってしまった…。自然環境を汚さない天然の染料であり、こんなに優れた薬効の薬草なのに、本当にもったいない。色が綺麗で価格が安いと化学繊維や化学染料の服を買いあさり、目先の事にとらわれて、日本人が大切にして来た心を無くしてしまった。この徳島で古代阿波の大切な宝を護り抜かないと…」秋子先生は、自分自身に言い聞かせる様に呟いた。

「ところで、あなたのお名前聞いていなかったわね。」「そうでした!山の里の麻が美しいと書いて、山里麻美です。」「ここにピッタリのお名前ね!麻美さん、今夜泊まる所は決まっているの?」「いえ。これから探そうと思っていて。」「それなら私の家にいらっしゃい。一人暮らしだから気兼ねする事は無いわ。藍に興味があるのなら、すごいものを見せてあげる。きっとひっくり返るぐらい驚くと思うわ!」と言いながら、秋子先生は、手際よく片付けていき「さぁ行きましょう!」と早足で歩き出した。「せっかちなのかな…?」と思いながら、私は慌てて先生の後を追った。

駐車場に着くと、もうすぐ78歳の女性が乗る車とは思えない4WDのランドクルーザーに乗り込んだ。私は驚きながら助手席に乗り込むと、さらに驚いたのが、ハンドルを握る秋子先生の手だった。手首から指の爪の先まで藍色に染まって真っ青だった。「先生その手は洗わないのですか?」思わず聞くと「もう染まっちゃっていて、洗ったけど落ちないの。でも藍は身体に良いし、虫にも刺されないからちょうどいい。」と言って笑っていた。

「それより、こんな小さなおばあちゃんが、こんな大きな車に乗ってる事に驚いたでしょう?草木染めをやっていると、山に染料になる植物を探しに行くことが結構あって、道が悪いところが多いから、4WDじゃないと走れないのよ。それにこの車なら、染料の植物をたくさん積めるでしょう。」なるほど…。途中スーパーに立ち寄り買い物をした。「お金をあの青い手で支払ったら、レジの人驚くだろうな…」と思いながら見ていると、レジの人は全く驚きもしなかった。よく見ると他にも手首から先が青い人がいた。このあたりは、藍染をする方が結構いるようで、みんな見慣れているようだった。「なるほど。徳島あるあるね。」再び車に乗り込み、先生の自宅兼アトリエに到着した。 

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そこには、所狭しと先生の草木染の糸や織り物の作品が並んでおり、まるでギャラリーのようで、とてもワクワクした!私が作品を見入っている間に、先生は地元の食材を使って手際よく料理を作り、とても豪勢に振る舞ってくれた。

「初めてお会いしたのに、こんなにもてなしてくださり、ありがとうございます!」と感激しながら伝えると「麻美さんは、四国に来たのは初めて?四国には八十八カ所霊場を巡るお遍路の文化が古くからあり、全長1400kmにもなるその道のりは厳しく、私達土地の者は、通りがかりのお遍路さんに親切にすることを子供の頃から教わってきたので『お接待』が身に付いているのね。初めて会った、見ず知らずの人でも、おもてなしするのが、四国のお接待文化なのね。」と教えてくれた。四国霊場のお遍路やお接待の文化など、同じ日本でも四国は精神性の高い、特別な場所の様な感じがした。

「そういえば、先生がおっしゃっていた、ひっくり返るほど驚くすごい物って何ですか?」すると先生は、ニコリと笑みを浮かべて立ち上がり、奥の部屋から、大事そうに何かをかかえて来た。それは昔の木製の大きな二つの糸巻きに巻かれた美しく七色に輝く糸だった。

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「うわーきれいな七色の糸ですね!それぞれの色は何で染めたのですか?」「聞いて驚くなかれ!これは全部藍染です!」「えー!これが藍染?!七色全部?!」私はあまりに驚いて本当にひっくり返りそうになった。「どうやったら、こんな色が出るの…?」「きっかけはね、偶然の出来事だったの。15年前のある夏の日、自分で育てた藍を刈り取って、よく工事現場に使われている一輪車に積んで運ぼうとした時、ぎっくり腰になり、動けなくなってしまった。仕方がないので、藍を積んだ一輪車の上にブルーシートをかけて、置いておき、それから数日間、動けずに寝込んでしまった。5日目に起きて、ブルーシートをはいでみたら、真夏の暑さで内側が蒸れて、藍が変色し、発酵していた。捨ててしまおうかと思ったのだけど、せっかく育てた藍なので、もったいないから、それで染めてみる事にした。すると、驚いたことに絹糸はきれいな黄色に染まった。『藍でこんなにきれいな黄色が出るの?もしかしたら、発酵の状態や媒染などを変えてみたら、もっと他の色も出るかもしれない。』と思い立ち、それから何年もかけ、いろいろ実験をして、研究を重ねた結果、七色の藍に辿り着いたのよ。」「なるほど…長年の研究と努力のたまものなのですね。しかし、長い歴史の中で、藍色といったらあの濃い青だと誰もが認識してきたけど、潜在的にあんなにきれいな色をたくさん秘めていたとは、本当に奥が深い植物ですね。ジャパン・ブルーであり、レインボーでもあるなんて!」「これが、その七色の藍の染め方のレシピ。やってみて。」秋子先生は、印刷された紙を私に手渡した。「えっ?長年かけて研究してきた染色方法を今日会ったばかりの私にも教えてくださるのですか?」私は驚いた。「作家によっては、自分が編み出した技法は、弟子にさえ、一切教えない人もいる。特に男の人に多いわね。でもそれでは、せっかくの技術や知恵が途絶えてしまう。後世に伝え、継承されてゆく事で、新たな発展が生まれてくる。だから、私は秘密にするなんでケチな事はせずに、生きている限り、より多くの人に伝え、分かち合う事が大切だと思うの。それが忌部の末裔である私の使命だと思うのよ。先祖達がこの地に麻を植え、布を織り、藍を育て、藍染を始めた。その技術を後世に継承しつつ、新たな発見である『七色の藍』も未来に残してゆけるなんて、ステキな事じゃない!」

そう話す、秋子先生のお顔は嬉しそうで、とても輝いていた。本当に心の広い方だなぁと感心した。私もこうありたい!

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それから、私はそのまま徳島に滞在して、先生から技術を学び、本格的に染色家を目指して、徳島に移住を決めました。私の人生を変える先生との出会いと七色の藍の奇跡を未来に継承するために…。