『お盆なので霊話(れいわ)』

今日でお盆も終わりますね…。

今年のお盆は、いつもの年と違う。

皆が里帰りを控えたり、お盆のイベントが中止になったり…。

日本最大規模の盆踊りである阿波の国「徳島」の盆踊り「阿波踊り」も戦後初めて中止となった…。本来なら8/12〜15日の4日間のはずだった。

江戸時代には、一揆につながるとの理由で阿波踊りが禁止されていた時期もあった。その令を犯し、自宅で阿波おどりを行った家老がお家断絶になったという。また戦時中にも一時阿波おどりは禁止された。それ以来の中止です。

私は毎年欠かさずに、阿波踊りを見て「にわか連」で踊りにも参加してましたが、「踊る阿呆(あほう)に見る阿呆、同じ阿呆なら踊らな損々‼︎」「ヤットサーヤットサー」とかけ声をかけながら、4日間、街全体で踊り続けるあの人々のエネルギーに毎年圧倒される。

祭りは心が動かされ、大好きです!

関東出身の私は、東京の下町や埼玉西部で神輿(みこし)や山車(だし)の迫力ある祭りを毎年見て来たが、「阿波踊り」のマンパワー炸裂で4日間踊りまくる、人間のエネルギーの圧倒的な迫力は、本当に凄すぎる!

日頃、比較的地味な徳島県人(失礼!)のどこにこんなパワーを秘めているのかと毎年驚きます。

女踊りの可愛らしさ!あの衣装を着て、息ぴったりで踊っていると全員可愛らしく見える。

男踊りの勢いある動きは圧巻!

太鼓・三味線・篠笛の演奏に合わせて、各連がそれぞれの踊りを披露する。子供も大人もお年寄りまで、皆が踊る。「ヤットサー!ヤットヤット!」街全体が生き物の様に唸って、踊りまくる。

阿波踊りが好きすぎて、毎年楽しみにしていたけど、阿波踊りのない今年は、本当に寂しいお盆です。残念ですが、映像を見て我慢します。

本来、阿波踊りは「精霊踊り」で、亡くなった方の精霊を慰めるための盆踊りです。

せっかくお盆の終わりなので、今回は霊の話をします。

私の「玲」という名前を付けてくれた、巫女体質の86才の女性は、昔、新島に住んでいて、毎年、私の大好物の発酵食・飛び魚のクサヤを送ってくれたので、ずっと新島出身だと思っていたら、一昨年、久しぶりにお会いしたら、なんと、彼女のご両親は徳島県出身で、彼女も徳島生まれだった。生まれて50年目にして、自分の名前を付けてくれたのは徳島の人だと知り、生まれた時から徳島とご縁があった事を知った。

彼女は、とても霊感が強く、昔からたくさんの霊を見て来た。ある高僧から「あなた、それだけいろいろ見えてしまったら大変でしょう。」と言われたそうだ。

私が子供の頃、一時期、三軒隣りに住んでいた彼女は、二階の自室で寝起きしており、毎年お盆になると「トントントントン…」と壁を叩きながら、階段を上がってくる霊がいて、「いらっしゃい。」と招き入れ、お盆が終わる頃、「もうお帰りなさい。」と言うと「トントントントン…」と壁を叩きながら階段を降りてゆくと言う。「お盆だからね。会いに来るんだよね。」と言っていたのを思い出します。

私も子供の頃から、いろいろ見えたり、聞こえたりしていましたが、大人になってからリアルな体感で怖かった二つのお話しをします。

25歳の時、家具作家の夫と東京から埼玉県・飯能の山奥に突然引っ越す事になり、キャンプ場を経営している大家さんから、バンガローの様な小さな家をお借りしました。

その家は見た目はとてもかわいいのですが、小さな部屋2つと小さな流しだけがついた台所とトイレしかなくて、本当にバンガローな感じでした。

「え?!本当にここに住むの?お風呂も無いし、システムキッチンも無いし、収納もほとんどない!」と私が驚いていると、夫は、

「暮らしながら、造ってゆくんだよ。」と言いました。「北の国から…か!」と思いながらも、私も木工・溶接は得意なので、二人で、水道・ガス・電気の配管・配線もやり、キッチン・クローゼット・サンルーム・お風呂場を増築していった、その年の瀬の早朝、夫と犬二匹は山の散歩に出かけて、連日の作業で疲れ果てていた私は、まだ眠りこけていました。

すると「トントン」と北側の勝手口を叩く音がして、開けるとおばあさんと白い着物を着た若い娘さんが立っていました。

また、まずいものが見えているのを感じつつ、「どちら様ですか?」と聞くと、おばあさんは、とても怖い顔をして「ここの者だけど、あなたの夫は、とてもいい人間なので、この娘の婿にしようと思うので、あなたは、ここを出て行ってくれないか?」と言ってきたので、私は怖々「嫌です…」と言うと、おばあさんは、はんにゃの様な顔になり「お前の夫をよこせ!」と言って来た。怖くなって、家の中に駆け込み、布団に潜り「嫌だ!」と叫ぶと片足首を「グイッ」と強く引っ張られ「出て行け!」と聞こえ、布団の中で「祓いたまえ!浄めたまえ!」とひたすら祓詞を繰り返しとなえながら、意識がなくなり、散歩から帰って来た夫に起こされた。

その話しを夫にすると「悪い夢でも見たんじゃない?」と言ったので、「いや、リアルな感覚が残っている…」と思い左足首を見ると、くっきりと指の跡が付いていた。

二人でゾッとして、大家さんに話すと、以前ここに一時期、おばあさんが住んでおり、娘さんを若くして亡くして、一人暮らししていたそうで、おそらくその方じゃないかとなり、おばあさんと娘さんの冥福を祈り、供養したら、現れなくなった。

もうひとつのリアルな霊体験は、それから10年後、薬草オーガニックカフェをやっていた頃、店に来るお客さんで、私と縄文や麻文化の話しで親しくなり、ある時、彼女の住む集落に招かれました。

集落の入り口に太いニ本の杉の木が立っており、中型自動車がやっと通り抜けられるほどの幅でした。「このニ本杉は、この集落の結界なんです。この杉の木を切ろうとすると必ず、タタリが起きるのです。」

確かに、鳥居の様なニ本杉を通り抜けたら、空気が変わり、異世界に入った感じがした。

「古い時代に、このニ本杉を切る事を集落で決めたら、伝染病が集落に広がり、多くの人が亡くなり、切るのをやめた…。昭和にも、大型トラックが通れるようにニ本杉を切ろうとした人が不審な死をとげた…。」

彼女は他の地域から、この集落に嫁いで来たそうで、集落は水道が通っておらず、谷川の水を使い、電気もかなり遅れて引かれ、世の中から隔離された場所だった。

「ここは、身分の高い方をかくまう"隠し里"だったようです。実は今も、皆で護っている方がいます。今日、玲さんが来られるとお話ししたら、会いたいとの事なので、定期的にヨガで皆が集まるので、この後、参加されませんか?」と言われ、参加する事にした。

集落の人々に護られているその女性は、痩せ細っており、生気がなく、車椅子で押されて来た。年齢は私と同じ歳(当時30代半ば)。女性のお名前と家紋が宇宙の星々を現しており、くしくも、三島由紀夫の「美しい星」で宇宙人がこの地球を護るために、各星々から来て暮らしていた設定の場所がこの飯能なので、彼女も宇宙人なのでは?とリアルに感じてしまった。

ヨガをやっている間、女性は車椅子から眺めており、最後に、女性を真ん中に座らせ、周りをぐるっと皆が囲んで座った。「何が始まるのだろう?」と私も輪に入った。

すると女性は呪文のようなものを唱え始めた。

生気がなかった女性が唱えているとは思えない、あの世から聞こえるマントラのように響いており、私は直感的に「ヤバイ!」と思い、聴覚を閉ざし、頭の中で祓詞を唱えた。薄目で周りを見ると、瞑想と言うよりは、皆完全に術にかけられている感じだった。

女性を見ると、先ほどまで死んだ様な目が光っており「もしかしたら、女性は、何かに取り憑かれてコントロールされ、実際は、すでに生命力はないのかもしれない…」と怖ろしいものを感じながら、帰宅した。

その後、しばらくして、その集落で暮らす彼女から「家族が皆、体調を崩しており、何人か入院している…」

と連絡があったきり、音信不通になった。

心配だったので、夜に意識を集中して、霊視してみると、集落の古民家の住まいで布団を敷いて彼女が寝込んでいる姿が見えた。

「彼女は大丈夫だろうか?」

心配しながら、眠りにつくと、霊視の続きで、私は、彼女が青白い顔で眠っている布団の横にいた。

「あなたは、ここを出た方がいい!ここにいたら、生命力を吸い取られる!」と言って、彼女に肩を貸して、連れ出そうした時、右肩を強い力で引っ張られた。肩を見ると、手首から先の真っ黒な手が、物凄い力で肩を引っ張っていた。

私は「祓いたまえ!浄めたまえ!…」と祓詞を大声で唱えながら、目が覚めた。

リアルな感覚が残っていたので、右肩を見ると指の跡がくっきりと残っていた。

手首から先の真っ黒な手に覚えがあったので、本棚を探してみたら、チベット曼陀羅が出て来て、曼陀羅の下に「魔物」の絵がいくつか描かれており、その中に、私の肩に着いていた手首から先の真っ黒な手が描かれていた。

「やはり魔物…」

しばらくして、彼女から連絡があり、彼女も入院していたとの事で、私が霊視で見た魔物や、集落で護っている女性にもおそらく魔物が取り憑いている事を伝えたが、彼女は、あの集落に留まると言った。

それ以来、私はあの集落には、近づかなかった。

飯能では、神聖なものから宇宙的なものや魔のものまで、いろいろ体験しました。

私は、個人セッション(カウンセリング)を仕事としてやっています。夜にメールのやり取りで、対応しているので、遠方の方でも大丈夫です。

これまでのご相談は、体調や病気のご相談・薬草の知恵、この先の仕事の悩み、人間関係・家族との関係、いじめや虐待、霊的な話・先祖供養、隠された歴史の話などいろいろです。ご相談を受けて、御信託を降ろします。

ご希望の方は、Facebookメッセンジャーに「個人セッション希望」とご連絡下さい(^_^)

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