『阿波の結界』

この6月も中国・ロシア海軍艦艇はいずれも日本列島を周回するような動きをみせており、防衛省は16日、ロシア軍艦艇が北海道南方から千葉県沖まで南下し、中国軍艦艇が津軽海峡を東進したとそれぞれ発表した。

海上自衛隊は15日正午ごろ、北海道・襟裳岬の南東約280キロの海域を南進する露海軍駆逐艦など計7隻を確認。7隻は16日午前9時ごろには千葉・犬吠埼の南東約180キロを南西へ進んだ。また、同じころには青森・龍飛崎の南西約130キロを中国海軍情報収集艦など2隻が北東へ進み、津軽海峡を東進。2隻は12~13日にも別々に対馬海峡から日本海へ航行していた。

最近日本では、防衛力を強化し、反撃能力を高める事を議論されているが、もし攻撃が1回でもあったとして、反撃したら「戦争」が始まってしまう。

人間は古代から「やられたらやり返す」を繰り返して、武器はどんどん最新鋭になってゆくが、精神性は全く進歩がない…。

「じゃあ、攻撃されたら、やられっぱなしで耐えろと言うのか?」と言われるが、そうならないために防衛力(軍事力)より外交力(人間力)で、危機を回避する必要があるのだが、それだけの人格者が今の日本の政治家の上層部にいない事が、本当に厳しい…。今度の7月10日の参議院選挙は、今後の戦争を回避するためにも、本当に国民それぞれにとって重要なのだが、人ごとに思っているのか、毎回投票に行かない人が本当に多い。無関心なのが一番最悪だ。

投票に行かない人は、物価が上がろうが、税金が上がろうが、戦争が始まろうが、どうでもいいのだろうか?そうなった時に慌てふためいても、時すでに遅しである。

自分達の暮らしのためにも、それぞれに与えられた権利(投票権)は有効に使ってほしい。

今後、絶対に戦争になってはいけない。

自分の意思を示すためにも、投票に行く事から始めよう。

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さて、ホタルの時期が過ぎたと思ったら、あっという間に梅雨が明けてしまった!早すぎる…

全国的に水不足で農作物(特に米)が育つか心配です。ただでさえ、食糧危機が始まっているのに、水不足な上に燃料が高騰しているので、日本の農業は大ピンチですね…。

私の暮らす四国4県の主な水源で「四国の水がめ」と呼ばれる高知県早明浦ダムの貯水量は、現在34%まで減少し、このままでは、7月中旬には、ダムの水が底をつくと言われている。

28年前の1994年にも早明浦ダムは、貯水率が0%となり、水道水の約5割をこのダムから取水している香川県では、夜間断水を実施し、日中の5時間しか水道水が供給されない給水制限が実施され、雨乞いの念仏踊りまで行われたそうです。今年の貯水率の減少は1994年当時よりも早いペースだといいます。

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そもそも四国には、8本の一級河川があり、

四国を代表する大河・吉野川(徳島・高知)をはじめ、日本一の清流と言われる・四万十川(高知)、仁淀ブルーで有名な仁淀川(高知・愛媛)がよく知られているが、そのほとんどの源流が高知県なので「四国の水がめ」のダムも高知にある。香川県には、徳島との県境の竜王山源流の土器川という他県より小さめで短めな一級河川が流れているだけなので、農業用水を補うために県土の総面積に対するため池の密度では全国一となっている。しかし、雨が降らない事には、ため池の貯水量は上がらないので、農業用水もピンチである。香川のソウルフード讃岐うどん」の原料の小麦粉も高騰しているし、いろいろ大変な状況ですね…。

あわたま山は、山の頂上付近を流れる細い谷川から水をひいていますが、雨が降らないと水が涸れるかもしれません。私の家の周りは三方向から谷川が流れて合流しているので、さすがにそれが干上がる事はないと思いますが…。

と少々暗い話ばかりしましたが、ここで四国に関する明るい(?)話題をひとつ。

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先日、朝の情報番組『ZIP!』で「この夏の旅行先人気上昇率ランキング1位は徳島県!なぜ?」とやっていた。毎年の都道府県人気ランキングで常に西日本最下位の徳島県がこの夏の旅行先人気上昇率1位???確かになぜ?

「1位:徳島県、2位:沖縄県、3位:高知県」となっており、2位の沖縄を抑えて徳島が1位ってどういう事?

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番組では「山犬嶽」という苔の名所がジブリの世界観で人気だと紹介されたり、徳島県は8月に3年ぶりの「阿波踊り」を本格開催、3位の高知県でも8月に3年ぶりの「よさこい祭り」が開催されることから、本来の人出が戻りつつあるようだが、日本の各地域でも祭りや花火大会も再開される中、なぜか徳島・高知がコロナ禍前よりも人気急上昇なのだ…。

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調べてみたら、シェア世界一を誇る旅行ガイドブック『ロンリープラネット』が発表した2022年にお勧めの旅行先「Best in Travel 2022」の地域部門で、日本で唯一「四国」が世界第6位に選出されていた。

ロンリープラネットは、四国を「あまり知られていない日本の宝」と紹介、イヤーブックには「四国遍路」のほか、徳島県の「上勝町(ゼロ・ウェイスト・タウン)」「祖谷渓」が取り上げられていて、ここでも徳島県が特集されていた。

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また、ハイライトとして「祖谷渓」(徳島県)、「石鎚山道後温泉」(愛媛県)、「直島」(香川県)、「大岐の浜」(高知県)と四国の各地が掲載されている。

ようやく旅行がしやすい状況が戻ってきたことで、派手な観光地ではないが、自然豊かな場所に身を置いたり、久々に大規模なお祭りを旅の目的にしたりと、普段とは異なる環境や体験を求める傾向が強まっていることがわかる。

四国遍路における”お接待”文化や環境保全に配慮する地域住民の意識といったコミュニティのつながりが高く評価されたものと考えられる。パンデミックにおける人類の「癒やし」「新しい世界観」というコンセプトで「四国遍路」が説得力を持ち、「日本のパワースポット」として『徳島県』が国内外から注目を集めている様だ。

「世の中が徳島(阿波の国)の重要性に気づいて来たのか…?」

どうりで最近、いろんな方から「徳島に行きたい!」とご連絡をいただく。しかしこれは、あまり良い事ではないかもしれない。

ワサワサと人が押し寄せると気が枯れてけがれてしまう。徳島の様に重要な場所は、目立たず、地味で、ひっそりとしており、本当にご縁のある人が導かれる場所なのである。

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先日、日本麻振興会の会長で栃木県の麻農家の大森さんが、11人もの方々を関東から引き連れて、徳島ツアーに来た。コロナ感染が始まった2020年2月の講演会以来2年ぶりの訪問だった。ギリギリまで人数が決まらなかったり、いろいろ手違いもあって、私が頼まれて予約した宿をキャンセルしたり、少々バタバタしたが、家の近所の温泉に来ていたので、2年ぶりにお顔を拝見できてよかった。

以前、ある古代阿波の研究家で数々の阿波の歴史本を出筆している方から言われた事がある。

「この徳島という地は、古代の聖地でとても重要な場所なので、かなり強力な結界が張られている。特に忌部の場所は、あちこちに結界石が立っており、今もよからぬ者や心身がけがれた者を立ち入らせない力が働いている…。奧野さんは、不思議と忌部の重要な地に招かれ、そこにずっと居られるのは、この地の神に歓迎されているのですね。」

確かに、埼玉で暮らしていた私の元に、徳島の阿波麻植の方々が来られ、私は今暮らしているこの地に招かれた。そして阿波忌部の後藤田一族にお世話になり、家やあわたま山や畑を使わせていただいている。そして「田んぼで昔ながらの米を作りなさい。」と御神託を受け取った数日後、私のバスツアーに参加された方が、お友達とその子供達数人で私の家に遊びに来た。

「田んぼをやりたいけど、どこか借りられる所あるかな?出来れば、農薬や除草剤をずっと使っていない、不耕起地が良いのだけど…」と言うとお友達の1人が「私のお父さんが田んぼをたくさん持っていて、ずっと使っていない所もあるから聞いてみます。」と言って、トントン拍子に決まった田んぼは、なんと忌部山の目の前で忌部神社の結界の内側で、隣りは忌部の総代さんの家で、道沿に忌部七摂社の岩戸神社・忌部神社の参道・天村雲神社が並ぶとんでもない所だった。

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私はその与えられた広い田んぼを使って、古代米・餅米・イセヒカリコシヒカリ・アサヒ米と自然農法の故・福岡正信氏が交配したハッピーヒルを全て手作業で育てた。どの稲も良く育ち、日本で唯一国技館で相撲の土俵を作っている職人さんが「この稲藁は土俵に使える」と言ってくれた。

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平成の天皇生前退位が突然決まり、令和の天皇即位の麁服調進を忌部神社でする事になった時も、田んぼの周りの忌部の方々に声をかけていただき、様々な行事や儀式を拝見し、その忌部の御神域で栽培した稲を忌部神社に奉納させていただけた事も麻植の神のお導きと感謝した。

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そして、麁服調進協議会の阿波忌部の代表である木村雅彦氏がこのたび立ち上げた農業生産法人「あらたえファーム」の広報活動を手伝う事になった。

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生き方や信念がブレていなければ、必ず必要な場所に導かれ、重要な人々と繋がってゆき、新たな展開に発展してゆく。

この阿波の地に10年居て、様々な目的で来ては、この地の麻植の神に歓迎されずに去って行く人達を何人も見ている。意識がブレていたり、よからぬ事をしていた者達は、必ずふるいにかけられる。

神様は見ているのである。

そのための強力な結界である。

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実は、47都道府県で唯一徳島県だけ、JRも私鉄も電化されておらず、県内全体「電車」が走っていないのです。下の写真をよく見てください。パンタグラフと電線がないでしょ?それはなぜか?
電機で走る電車による強力電磁波から徳島の重要な場所の「結界を護る」ため、鉄道が始まった時から、国が徹底して護っているのです。

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古代から強力な結界を張って護られている最も重要な場所「阿波徳島」。

四国八十八か所巡りは、お遍路さんたち自体の動きが結界となって四国の霊山を封印して護ってきた。

しかし、20世紀に入って発明された電気は地場を変化させる。鉄道が電化されると、電車の走行が新たな電磁場を生むことで結界を壊す。

国鉄がまだ大日本帝国の政府機関だった頃から、秘密裏にこの危険性が論じられ、そこで決定した方針は今でもJRに継続されているという。日本で唯一、電車による強力電磁波から護られているのは、徳島県だけなのである。

なので、都会からサテライトオフィスをたくさん作り、地域の自然の中どこにいても、高速通信を可能にして、電磁波の渦にして結界を壊してしまっている神山は、重要な場所だけにとても残念な事である。その地の重要性を真に理解する人がいて、頑張って動いていたら、きっと違っていただろう。

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私に会いに来たいと言う方々からのご連絡をとてもいただくが、以前そう言って訪ねてくる人達にとても振り回され、疲れ果てた経験が何度もあり「仕事として、ワークショップやツアーなど有料で対応します。」と伝えたとたん、文句を言ったり、来なくなったり…。

タダだから来て、人の時間やエネルギーを奪う人の事を「テイカー」と言います。そういう人は、与える人「ギバー」にはなれません。

農作業を手伝いに来る人は「ギバー」で「テイカー」の人と波動が違います。

私のブログを読み、考えに共感して、今後の厳しい「大峠」を乗り越えるすべや重要な真実を知りたい人は「あわたま自然回帰塾」として、徳島で薬草の知恵や阿波忌部の重要な話しなどをしますので、ご連絡ください。(有料)

個人セッションで遠方の方のメールでのやりとりもやっておりますので、お問合せください。(有料)