『WBCの余韻』

早いもので今日で3月も終わりですね。

ここの所、干し野菜や春の薬草の収穫や花茶作りに忙しくしておりました。

大好物のふきのとうでふき味噌を作ったり、つくしで佃煮を作って、ご飯のお供として毎日春の味覚を楽しんでいます。特につくしは、ビタミンB群、ビタミンE、カリウムマグネシウム、リン、亜鉛、銅など様々な栄養が含まれており、ビタミンEは野菜の中でトップクラスで、カロチンやアンチエイジング効果が期待できる抗酸化成分も多く含んでおり、この時期にしか食べられない貴重な山菜です!今年は暖かく、桜も早かったですが、薬草や山菜の芽吹きも早いですね。

毎年の4月の半ばにやる「春の恵み便」という山菜の詰め合わせの準備が早まって、4月の前半になりそうです。

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今日は夫の命日です。3月は、親しかった友人・知人の命日が多く、12年前には東日本大震災もあり、多くの命が失われた月でもあるので、毎年、故人を偲んで、なんとなく物悲しい気持ちで桜を眺めていますが、今年の3月はWBCがあり、日本中が盛り上がり、私も侍ジャパンから元気をもらいました(^_^)

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私の古巣TBSのWBCテーマソングは、以前からずっと80年代に流行ったアメリカのロックバンド・Journey(ジャーニー)のSeparate Ways(セパレート ウェイツ)で、この曲がヒットした当時、私は高校生でジャーニーが好きで来日コンサートに行って、スティーブ・ペリーの生歌で聴いたのを覚えています。

40年近く前の80年代のヒット曲が今も色あせる事なくテーマソングとしてWBCを盛り上げている事が嬉しい。

https://m.youtube.com/watch?v=e0N5hv47r04

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今回、とても感銘を受けたのは、キャンプ初日から合流したダルビッシュ選手が日本代表の若手投手達に公式球を投げこなすコツや自分の技術を惜しみなく、とても献身的に指導している姿で「ダル塾」と呼ばれていましたが、オフの日は皆を食事に連れて行き、その姿は息子に対する父の様な「父性」を感じた。また周りへの細かい気遣いや配慮は「母性」を感じ、カタカムナで言うサヌキ性(男性の本性。目的に向かって突き進む力。現実化させる力。)とアワ性(女性の本性。生み出し育てる力。柔軟性があり、受容する力。)をバランス良く持っている人だと感心した。

栗山監督が最後に「ダルビッシュジャパン」と言っていたのもうなずけた。

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試合で見応えがあったのは、やはり準決勝・決勝の2日連続の死闘でしたね。

日本での試合が終わって数時間後にアメリカに向かい、疲労と時差ボケの中・数日後には、準決勝・決勝という超ハードスケジュールにもかかわらず、世界中を魅了する様な試合展開で、全員メジャーリーガーの強いメキシコに9回裏にツーベースヒットで出塁した大谷選手が二塁から雄叫びを上げて、仲間を鼓舞して、逆点サヨナラという劇的勝利!

WBCではいつも名選手が期待の重圧からスランプになるが、三冠王の村上選手が不調からのサヨナラヒット!まるで優勝したかの様に喜ぶ侍ジャパンの選手達。あの結末は、ドラマチックでしたねー。

その興奮冷めやらぬまま、次の日の決勝戦もドラマが待っていた。

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勝戦入場にそれぞれの旗手をつとめたこの二人が、最後に一騎討ち!

巌流島の武蔵と小次郎の決闘か?!すごすぎる…。トラウトを三振に打ち取った大谷選手もすごかったが、日本の若手ピッチャー達が次々にメジャーのスター選手を三振など打ち取る姿が爽快だった。日本の投手のレベルの高さを世界に知らしめた。

本当に良い試合でした。優勝おめでとう!

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でも私が今回のWBCで印象に残った試合は、佐々木朗希投手が3.11に先発登板した試合です。あの日は、東日本大震災から12年目で被災した佐々木投手の父親と祖父母の命日でもあり、そんな日に世界デビューとして登板する佐々木投手の姿に感動しました。

佐々木投手は、岩手の陸前高田出身で、震災後は隣りの大船渡の高校で野球を続けていた。

私が空間造りでお世話になっていた、伝統工法の大工の棟梁が岩手の大船渡出身の方で、震災の直後にその集落に物資が届いていないとの事で、私が呼びかけて、関東のあちこちから物資を集めて、棟梁のトラックと私が運転する借り物のランドクルーザーに物資を詰め込んで、岩手の大船渡や陸前高田に物質を届けに行った。震災直後のあまりの惨状に衝撃を受けたが、大船渡から陸前高田に移動する時に津波で橋が流されており、自衛隊が車1台がやっと通れる仮設の橋を作ってくれて、そこを渡っている時に、横の海の中から3本の太い柱がニョキっと立っており、その上に照明がたくさん付いていた。なんと、陸前高田の野球場が津波にのみこまれ海に沈み、ナイターの照明だけが、海から立っていたのだった。その光景は今でも頭から離れない。佐々木投手の故郷の陸前高田は、地形から津波の高さが最も高く、一番悲惨な状況だった…。

高台に逃げて命からがら生き延びた彼が、日本最速ピッチャーになって、被災して亡くなった家族の命日に日の丸を背負って投げている姿に泣けて来た。私は宮城県も巡り仙台で楽天の球場のあたりも行ったが、地面は液状化して、野球場の建物も被災していた…。

私が震災後にカウンセリングをやっていて、福島から来られた女性は、実家の近くの野球場に地域の人達が皆んな避難して、大津波に野球場が飲み込まれて家族も近所の人達も皆が野球場で亡くなったと話しながら泣いていた…。

3.11という日はそういう多くの人達の思いの詰まった日なので、東北出身の佐々木朗希選手や大谷翔平選手が活躍する姿は、被災した東北の方々にとって励みになり、喜びはとても大きいと感じた。

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WBCを優勝で飾った侍ジャパンの栗山監督のリーダーシップやチームマネージメントが、今とても高く評価されている。

責任にこたえる→レスポンスリビティ(返す)

自分の言葉に責任を持ち、約束を守る。

栗山監督は『出来るか出来ないかよりもやるかやらないかが重要なんだ。』と言っていた。

出来ないのとやらないのは違う。

やってみて(努力して)出来なかったのは問題ない。問題なのはやる努力もしないという事。まず「やってみよう!」という気持ちを大切にして、やると決めたからには、簡単に「やーめた。」と途中でなげださずに最後までやり抜く覚悟が必要です。

そうやって努力している選手達を信じ抜く。

私も年下の人達に同じ事を伝えている。

口ばかりでやらない(行動が伴わない)人は信用されないし、中途半端で投げ出す人とは一緒に出来ないと思われても仕方がない。やると決めた事は出来る出来ないにかかわらず、時間がかかってもやってみる。自分の発した言葉に責任を持つと言う事。

そう言う人とは、信頼関係が築ける。

「この人を信じてみよう」と心から思える。

大谷翔平選手は18才の時に70才までの自分の人生の計画ノートを作っていた。

そのノートには『27才の時にWBCに出てMVPを取る』と書いてあった。(コロナで開催が1年ずれた)ノートを書いて10年後に有言実行でそれを達成している。

口で「やる」と言うのは誰にでも言えるが、それを実現するために10年間努力をし続ける事は、信念が伴わないと出来ない。努力した結果、実現出来なくてもそれはいい。

大切なのは、自分の発した言葉に責任を持ち、行動する事。

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今回、初参加のアメリカで育った日系のラーズ・ヌードバー選手も9才ぐらいの時の映像で「僕は将来、日本代表選手になる!」と宣言している。そして、彼は努力して、メジャーリーガーになって、WBCで本当に日本代表になる。

彼は、努力し続けていたから、16年後に栗山監督の目に留まり、侍ジャパンに選ばれた。

ヌートバー選手のお母さんの育った実家が私の埼玉の家から近く、年齢も同年代なので、とても親近感が湧いた。今回の侍ジャパンの平均年齢は25才ぐらいだったそうで「私も20代や30代で子供産んでいたら、これぐらいの歳の息子がいたかもしれないなぁ」と思いつつ、母親目線で応援していた。

ヌートバー選手のお母さんが彼に言った事は「郷に入っては郷に従え」で、日本人は時間を守り、挨拶や礼儀を重んじる。その地の風習やその文化を尊重することが大切で、むやみに自分たちのやり方を持ち込んではならない。礼儀作法を学び、無礼のない様に気をつけてとアドバイスしたそうだ。

時間を守る事や挨拶やお世話になった人に感謝を伝える事や迷惑かけたら謝る事などは人としての基本である事を子供の頃からしっかり伝えて来たそうで、子供の頃は「厳しいお母さん」だったとヌートバーも語っていた。

彼はお母さんのアドバイス通りに一生懸命やる姿が、日本人の心を掴んで、すっかり日本に馴染んで、受け入れられていった。

明るいお母さん似でムードメーカーな彼は、真面目な日本選手の緊張をあの明るさと積極的なプレーでほぐして、チームにいいムードを作っていった。

それも全て栗山監督の先見の明で皆を導いた。

これは余談だが、栗山さんは、プロ野球の監督をやる前は、野球の解説者をしており、TBSのテレビやラジオでよく解説をしており「栗さん」と呼ばれていた。

実は、私がTBSで初めてレギュラーセットのデザインを担当した早朝のワイドショー番組で、スポーツキャスターを担当していたアナウンサーの福島弓子さんと私は、いつも番組終わりでTBSの食堂で一緒に朝食を食べていて、彼女は年も近く、とても気さくな性格で、感じが良く話しやすい人だったのですが、彼女が栗さんとお付き合いしていると言う噂が局内であり、真偽の程は聞く事は出来なかったのですが「ご結婚されるのかな…」と思っていたら、数年後、弓子さんがイチローと結婚して「えっ!そうなったの?!」ととても驚いた。

TBSラジオイチローの野球番組のアシスタントを弓子さんが担当してイチローが猛アタックしたとの事。

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「えっ?じゃあ栗さんは?」と思ったら、栗さんは今も独身だった。

ネットでは、栗さんと弓子さんが別れた後にイチローと親しくなったとの事で、イチローが栗さんから弓子さんを奪い取ったわけではなく、TBSが絡んだ泥沼の三角関係という事では無さそうでした。

今回のWBCイチローがあまりテレビに出てこなかったのは、妻の元カレが監督だったから?とゲスの勘ぐりをしてしまった。

栗さんが解説者から監督をやると聞いた時「監督と言ったら厳しいイメージがあるのに、栗さんみたいな優しい人には監督はむかないのでは?」と思ったが、大谷翔平を二刀流の選手に育て、日本ハムを日本一にして、侍ジャパンを世界一にして、名実共に名監督となった。

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「上司にしたいNO.1」に選ばれ、「栗山ノート」という本も売れて、今や時の人となった栗さんが今後何をするのか楽しみです(*^_^*)

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私は、個人セッション(カウンセリング)も仕事としてやっています。

これまでのご相談は、体調や病気のご相談・薬草の知恵・仕事の悩み・地方移住・人間関係・家族との関係・いじめや虐待・霊的な話・先祖供養などいろいろです。

ご相談を受けて、数日間やりとりをして、最後に御神託を降ろし、お伝えします。

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