『日本麻フェスティバルin鹿沼』

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10月は超多忙すぎてブログ更新出来なかった〜(>_<)

この3年間、徳島の山にこもっていたので、この10月末に麻フェスで久しぶりに関東に来て多くの人に会い、人に酔ってしまい、麻フェスが無事終わったら、疲れがどっと出て、東京の実家で一週間ゆっくり休養をしました。

というわけで、今日から仕事を再会します。

この10月にあった出来事をいろいろ書きます。

ここ最近のブログは、ワクチンについての話しが多かったので、その事についてまだ読んでない方は、前回

https://rei-wa.hatenadiary.jp/entry/2022/09/30/105054

と前々回

https://rei-wa.hatenadiary.jp/entry/2022/08/31/134245

のブログをぜひご覧ください。

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9月から10月にかけては、台風や雨天が続き、徳島県吉野川市の地元の山道も倒木や飛んできた枝葉がアスファルトを覆い、あわたま山でもけっこうな被害がありました。赤松やくぬぎや杉など数本の木が折れ、収穫前の栗やぎんなんが風で落ち、散乱していました。その残った栗・ぎんなん・すだち・マコモ・野菜を収穫し『秋の味覚便』を発送して、夏野菜から冬野菜に植え替えをして、農作業を慌ただしくこなしながら、麻フェスの準備に追われていました。

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10年前に「あわたま」を立ち上げてから、2013年徳島県吉野川市での麻フェス開催から参加して、栃木県鹿沼市兵庫県伊丹市→栃木県鹿沼市兵庫県伊丹市と2年に1回のペースで麻フェスに参加し、今回で5回目の参加です。

3回目参加の伊丹市での麻フェス終わりで、日本麻振興会の会長大森さんを私の車に乗せて徳島まで戻り、翌日あわたまの地元の徳島県吉野川市主催で行われる麻フォーラムのパネリストとしてお招きして、天皇即位の時の麻織物「麁服(あらたえ)」を織る「阿波忌部」の拠点である「麻植(おえ)」の名称の由来でもある麻の生産復活を推進する活動を市を上げて行っており、私も微力ながら協力していました。

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しかし、残念な事に他県で麻農業をしていたパネリストの一人が、その直後に違法行為により逮捕され、それによって市民から麻復活を反対する声が上がり、吉野川市が麻復活を断念した経緯がありました。

その後、平成の天皇生前退位する事が決まり、令和の新天皇即位に伴い、この阿波麻植で大嘗祭のための御神麻を育て、繊維を取り、精麻の糸を紡ぎ「麁服」を織るという、とても重要な儀式が阿波忌部の方々を中心に執り行われました。その際も栃木県の方々などの協力があっての事だったと思います。

コロナが日本に伝わり始めた2020年の2月に栃木の大森さんを再び阿波麻植(徳島県吉野川市)にお迎えして『阿波を学ぶ・特別講演会

もう一度聞きたい大麻(おおあさ)の話』

という内容のお話しをしていただきました。

とても良い内容だったので、興味がある方は、私のFacebookの投稿をお読みください。

https://m.facebook.com/story.php?story_fbid=pfbid0fpxRvxFinVgmwFinjYCkL6oBAoBUMmorZkRp7S1K9YURV7gR1C4X65ziDTngqMvJl&id=100015161135963

毎回、麻フェスでのあわたまの展示は『阿波麻植スタイルの衣食住』というタイトルで、衣食住での麻製品を作って販売します。

おお麻は、縄文の時代から、日本人の衣食住には欠かせない、とても馴染みの深い植物であり、とても優秀な植物でもあります。

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【衣】…阿波本藍染めのおお麻(ヘンプ100%)のワンピースとタンクトップと幅広ストールと幅狭ストールの展示販売と注文制作。

麻と藍染めの発祥の地「阿波麻植」の美郷で育てた藍を1年かけて発酵させ「すくも」を作り、藍建てして染める「本藍染め」の麻の服とストールです。古来より阿波では、植物性の麻織物を濃い藍色に染めるには、阿波藍を原料にして、発酵建てという方法で染めてきました。藍瓶からは独特な発酵臭がします。これは「天然灰汁発酵」と言って、この染め液の表面に浮く「藍の華」は微生物の働きによって泡立ちます。藍の華は微生物の元気印で染め時を知らせるサインでもあり、熟成した藍瓶の中に布を漬け込み、緑がかった藍液を絞ると空気に触れた瞬間に酸化してだんだんと青へと変化します。それを何度か繰り返すと濃い藍色に染め上がります。

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この発酵藍の微生物の力と麻布は最強の組み合わせで『着る薬』と言われるほど。藍や麻には、天然の抗菌性や消臭効果もあり、肌荒れ、冷え性を防ぎ、殺菌効果があるので、水虫を予防し、防虫効果やまむしをよせつけないので、農作業の野良着や蚊帳にも藍染の麻素材がよく使われ、昔は『雷がなったら蚊帳に入れ』と言われていたが、麻が電気を通さない絶縁物とされ、今問題の電磁波や紫外線など人体に有害な物質から身を守ってくれる力があると昔から衣食住に使用されていた植物でした。その藍と麻の原点があわたまが拠点とする徳島の麻植なのです。

あわたまが麻フェスで販売した、本藍染めのストールと服(服はオーダーです)は、ファッションというより、有害な紫外線・電磁波・放射線から身体を守ってくれるためのものとして作りました。会場で実物を触って、おお麻と本藍染めの微生物パワーを感じた方々が、男女問わず買って行かれました。

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【食】…① 麻炭塩

ヘンプオイル&ナッツ入りマコモダケゆずみそ

ヘンプオイル&ナッツ入りマコモダケしそみそ

④麻の実入りマコモケツメイシの焙煎茶

ヘンプナッツ入り松葉とオーガニック柑橘ジャム(すだち・甘夏・レモン )

ヘンプナッツ入りオーガニックフルーツジャム(ビワ・いちじく・ザクロ・梅・すもも)

⑦麻の実入りマコモダケピクルス

など、あわたまの無農薬のマコモダケ・フルーツ・味噌などと、麻の実(ヘンプ)ナッツを合わせた製品を販売しました。

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麻の実には現代人に不足しているたんぱく質、必須脂肪酸(オメガ3&オメガ6)、鉄・銅・亜鉛マグネシウムなどの栄養がバランス良く含まれています。

稀少なGLA(ガンマ・リノレン酸)も含有。栄養のバランスの良さから「スーパーフード」として注目されている食材です。

この必須脂肪酸は「必須」というだけあり、不足すると皮膚の乾燥・脱毛・免疫不全など様々な症状を引き起こすと言われています。

このように体に重要である必須脂肪酸のオメガ6脂肪酸とオメガ3脂肪酸を豊富に含む、数少ない植物のひとつでもあります。

麻の実(ヘンプシード)全体の油留分の約80%が、この必須脂肪酸です。

しかし、残念な事に日本で販売している、オーガニックの麻の実ナッツやオイルは、カナダやオーストラリアやニュージーランドなどの外国産の物で、国産の物は、ほぼ出回っておりません。免疫力を高める必要がある現代において、今、最も必要な食材の一つだと思います。

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【住】(生活)…麻植の土を使った麻文様陶器・麻文様ペンダントと陶板・ヘンプオイル入りミツロウバーム(あわたま山の日本みつばちのミツロウにオーガニックのオリーブオイル&ヘンプオイルをベースにアーモンドオイル・杏仁オイル・柚子オイル・ティートゥリーオイル・ローズマリーオイル・ヒノキリーフオイルをブレンド)などを販売しました。

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阿波忌部の焼物の技術が色濃く残っているのが、瀬戸内海を渡った岡山県備前焼であり、備前焼の窯元が集まる町は「伊部(いんべ)」といい、備前焼は古来より「伊部焼(いんべやき)」と呼ばれています。

もともと、私は備前焼の素朴な風合いが好きで、そのルーツとなる阿波麻植のあわたま山で阿波忌部の子孫である陶芸家の後藤田喜一さんと一緒に10年前から「あわたまの陶器・麻文様シリーズ」を作っています。

あわたま山の土は、鉄分とミネラルを多く含み、その土で作った陶器は、使いながら不足しがちな栄養分を補える「健康陶器」になっています。

デザインとして、麻植の麻文様をひとつずつ手描きしておりますが、麻文様は、古来より厄除けの縁起の良い和文様なので『身体に良くて、縁起の良い焼物』として、作っております。

今回、麻フェスの会場に来られない方々のために事前にネットでも陶器市をさせて頂きました。麻フェス会場でも、手に取って、土の感触を味わい、気に入って購入される方が多く、とても嬉しかったです。

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今回、麻フェス1日目の夕方から、目の前の畑で「コロナ退散」を願って、大森さんの麻炭を火薬に使った花火を含む1000発の花火が打ち上げられた。私も1万円ほど寄付をしましたが、皆さんの寄付だけでは、賄いきれないほど、本格的な花火大会で、大森さんの器の大きさを改めて感じました。

花火が大盛況で終了して、大森さんの挨拶の時に阿波忌部の方々を紹介して「来年は、徳島県吉野川市で麻フェスを開催します!」と発表があり、観客は大盛り上がりし、私も10年ぶりのあわたまの地元開催決定!に大興奮でした

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その晩は、阿波忌部の方々と一緒の宿を大森さんに手配して頂き、宿近くのおじいさんが一人で料理を作っているお蕎麦屋さんで皆さんと夕食を食べましたが、そこの料理があまりにも豪快で大笑いしたり「来年の麻フェスはどうしようか?」などと話し合いながら、とても楽しい時間を過ごしました。

阿波忌部代表であらたえファーム代表でもある木村さん御夫妻とも、ゆっくりお話しできました。令和の大嘗祭に携わって、改めて麁服調進と言う歴史的な事業や忌部の地域文化の伝承をそのままにしておいて良いのか考えさせられ、生まれ育った忌部の地の「伝統文化」の継承を行うため忌部の有志が集い、令和4年10月に協議会を引き継ぐ組織として、「一般社団法人 阿波忌部麁服保存会」が立ち上がった事など、阿波忌部としての木村さんのお役目やその思いを伺う事ができました。

というわけで、とても長くなりましたが、

今回、日本全国から麻フェスを観に来てくださった方々や懐かしい方々との再会や私のFacebookやブログを読んで、会いに来てくださった方々との事など、次回のブログでお話しします。

11月は関東にいる予定なので、ブログ更新を積極的にがんばります。

【個人セッションを受けてみませんか?】

私は、個人セッション(カウンセリング)も仕事としてやっています。

これまでのご相談は、体調や病気のご相談・薬草の知恵・仕事の悩み・地方移住・人間関係・家族との関係・いじめや虐待・霊的な話・先祖供養などいろいろです。

ご相談を受けて、数日間やりとりをして、最後に御神託を降ろし、お伝えします。

私に何か聞きたい事や話したい事がある方やご相談がある方もぜひ個人セッションでやりとりしましょう。女性が多いので、男性もぜひご相談ください!基本、日中はあわたまの仕事があるので、個人セッションは、夜にメールのやり取りで、対応していますので、遠方の方でも大丈夫です。

ご希望の方は「個人セッション希望」とご連絡お待ちしております(^_^)