『他力より自力で生きる』

5月25日に緊急事態宣言が解除された。

「日本の新型コロナウイルス感染対策はことごとく見当違いに見えるが、結果的にはG7で最も死亡率を低く抑えた国であり、対応は奇妙にもうまくいっているようで不可解な謎だ。」と 新型コロナウイルスを抑え込んだかに見える日本の状況を、海外メディアは驚きと共に伝えている。強制力のない外出自粛やPCR検査数の少なさにもかかわらず、日本で感染が広がらなかったことに注目し、「不可解な謎」「成功物語」などと報じている。

WHOも、死者数を最小限に抑え、新型コロナウイルスの感染拡大防止に成功したと日本を評価した。

成功と言われて安倍首相は「日本の感染症への対応は、世界において卓越した模範である。まさに日本モデルの力を示したと思います」などと調子に乗った事を言っている。

いやいや、国民はあなたのリーダーとしての資質の無さと失敗の連続をしっかりと見ていましたから。

当初、クルーズ船での日本政府の明確な指針、方針が定まらぬ中の不手際の連続でドタバタして多くの感染者を出し、船内の惨状は外国人客らのSNSによって世界中に拡散され、まるで日本が感染症の発生源であるかのようなニュースが世界を駆け巡った事。

お隣の台湾では、昨年末の12月31日には国民に注意喚起を行い、同時に、武漢からの帰国便に対する検疫官の機内立ち入り検査、空港等での入国時の検疫強化を指示し、即実行している。

しかし日本では、1月6日に注意を呼びかけたものの、オリンピック開催や来日予定だった中国の習近平に配慮して、厚労省が「ヒトからヒトへの感染リスクは比較的低い」などとコメントして、中国からの検疫強化をせず、台湾に比べて初動対応が大幅に遅れた結果、中国から観光ツアー客などが多く来日し、東京など首都圏や大阪・京都・北海道など観光地に感染拡大した事。台湾の様に早期対応していれば、感染拡大やその後の自粛を最小限に抑え、皆が経済的に追い込まれる事を防げた。

37.5℃以上の発熱が4日以上続くなど、新型コロナウイルス感染の疑いがある症状が生じていても、感染の有無を調べる「PCR検査」を受けさせてもらえない!という声が患者から上がり、現場の医師たちからは「これまで何人も、感染の疑いがある患者を検査してもらおうと保健所に相談したが、ほとんど受けられていない。」など検査数の少なさを指摘されるも、いっこうに改善されず、検査待ちで自宅待機している人が重症化したり、死亡したりと犠牲者が多数でた結果に対しての厚生労働大臣の5月8日の記者会見で「相談目安の37.5度以上の熱が4日は誤解であった。目安であって基準ではない。」などと責任逃れとも思えるような発言をして、検査待ちをしながら亡くなった方々の遺族や国民から非難を浴びた事。

安倍首相の肝いりの対策として、布マスクを配ることを4月1日に発表し、郵送費を含めて約466億円かかることが発覚し批判を浴びて、後日90億円程度と修正され、何をどうしたら、こんなに金額が変わってくるのか不信感しかない「アベノマスク」は、カビなどの不良品が大量に発覚したことから、慌てて検品を依頼し、その検品費用が8億円とさらに多額の税金が投入されている。

一般社会では、不良品の場合、回収や検品費用は、納品業者が責任を持つのが当然なのだが、そんな費用も全部税金を使って国が支払うのであれば、不良品を納品した業者(政府と繋がりの深い)を儲けさせているだけである。

5月25日の時点で届いたのは2割ほどでほとんどの国民にまだ届いていない。(昨日、徳島の山奥に届きました。)

日本製の3層フィルターマスクが5枚入りで100円で徳島で昨日買いましたが、市販のマスクが出回り始めている現時点で今さらその多額の税金がかかる布マスクを欲しいと思う国民はいるのだろうか?それにかかる費用を経済的に追い込まれている国民に支援金として回すべきではないかと思うが、支援金を支払いたくないのが見え見えで、諸外国では、コロナウィルスによって突然、生活の糧を絶たれた国民にスピード感を持って支援金を支払っている。

ドイツのメルケル首相は、ドイツ国民のみならず、外国からの労働者にも多額の支援金を支払っている。ドイツ滞在で働く日本人も「とてもわかりやすい申請方法で2日後には、60万円振り込まれて、とても助かった」と素早い対応に喜んでいた。

日本は給付金を決めるのも遅く、ドイツに比べたら雀の涙の国民に一律10万円を支給する「特別定額給付金」が決まってからもオンライン申請などにも問題が多く、今だに国民のかなりの人が受け取れていないのが現状。(徳島県吉野川市は昨日振り込まれていました。)

自粛した店舗に対する休業協力金もなかなか支払われない様だし、安倍政権の対策はどれもこれも何のスピード感もなく、後手後手で、緊急を要する国民の助けになる動きになっていない。支援金が支払われない割に自動車税法人税など各税金の支払い期限を見直す事などなく、請求はやって来る。皆が大変な思いをして支払っている税金はそれぞれ有効に使うのなら納得もいくが、不透明な使いみちやアベノマスクとかトランプから「人工呼吸器を作りすぎて困ってる」と電話で言われて「不足はしていないが、予備があるに越した事は無い」と1000台程度の購入の約束をしたりとか、税金を自分のポケットマネーと勘違いしているのではないかと思うほど、簡単に使う安倍首相の感覚を本当に疑問に思う。

このすべての日本政府の対応を「世界において卓越した模範である。」と言い切ってしまう安倍首相には、失笑しかない。

こんなリーダーを持った日本国民は不幸であるが、この人を政治家として支持して選んでしまったのも、多くの日本国民なので、そのつけが今回コロナ対策の失策と経済危機として国民に返ってきたのだと反省し、今後は、政治家としての資質を見極めて、選挙で選ばないと自分達がえらい目に合うと、今回の痛い思いから国民は学ばなくてはならない。

そうでなければ、今回政府の対応の遅れで、重症化して亡くなった方々や経営が回らなくなって自殺された方々など犠牲になった命が浮かばれない…。

今回、G7で最も死亡率が低くかったのは、安倍政権の手柄でも何でもなく、諸外国が分析する様に、日本人の衛生意識の高さ(こまめな手洗い・日常的なマスク着用)や握手をしない習慣や日本の医療制度などが死者数の低さにつながっているとの見解ももちろんあるが、私が2月からFacebookやブログでも再三伝えて来ているが、日本人の古来からの食文化(海苔や昆布などの海藻類や緑茶のカテキンなど)がコロナウィルスに有効性があり、そういう食文化から日本人にしかない消化酵素や腸内細菌などがあるとアメリカ・イギリス・インドなどの医学論文や研究結果からも実証されている。(その割には、海外メディアは「謎だ」としか言っていないが…)歴史的に見ても100年前のスペイン風の時も世界の中でも日本人の死亡率はやはり低かった。

今回のコロナで、日本をはじめ世界中が中国製のマスクを取り合った。フランスの政治家が「中国に発注していたマスクをアメリカに横取りされた」と話し、アメリカの高官が否定するなどマスクの横取り疑惑まで起きました。

医療現場で不足した医療用マスク・ガウン・フェイスシールドなども、おそらく中国など海外製だったのでしょう。

今回のウィルスの様に短期間で世界的大流行になり、世界中が国交断絶する事態が起こると医療用品に限らず輸入に頼っている物が不足する事態が起こる。「他人(国)任せにすること」のつけがまわってきてから、とりあえず代用品を手作りしたり、慌てて国内の異業社が作るというドタバタ劇が今回起こった。

日本はいつから「他人任せ」の国になったのだろう…。

かつての日本は「ものづくり大国」と呼ばれ、日本人の手先の器用さや精密で丁寧な仕事は、世界中から高く評価され、アイデアや発明をする力も優れており「Made in Japan」マークがついた日本製は世界で信頼される人気のブランドであった。

しかし大量に作って、それを安い価格で大量に売る時代が来て、人件費や原料費の安い海外に生産工場を作るようになってから、ものづくりは海外に依存し、日本の国内メーカーの製品でも日本国内で作られる事は少なくなった。

海外輸入品にシェアを奪われている現状で、日本の中小製造業が衰退していった…。

食料品も輸入品が多く、国内で消費された食料のうち、国産の占める割合である「食料自給率」は、先進国で最も低い。

今後を先読みすると今回の様な感染症地震・水害・台風被害・火山噴火など様々な天変地異が次々に起こってくる。

追い詰められ、行き詰まった時に、ずっと人に頼ってはいられないので、自分で生きる力「自力」を身につける必要がある。

「自分の身は自分で守るしかない」のだ。

今こそが大きな成長と自己革新の時で、『他力より自力で生きる』事を学ぶタイミングです。

自らの意識が変わった時、初めて次の一歩が踏み出せる。行動を起こしましょう(^_^)

 

今、私に切実に相談したい方や緊急性のある方の個人セッション(カウンセリング)を仕事としてやっております。夜にメールのやり取りで対応するので、遠方の方でも大丈夫です。

ご希望の方は、Facebookメッセンジャーに「個人セッション希望」とご連絡下さい(^_^)

お待ちしております!

(とても深刻でぜひ話しを聞いてほしいと言う方の力になりたいので、興味本位やひやかしの方や人を試す様な方は、申し込みをお断りしています。)

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